阪急沿線文学散歩

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松本清張「黒い福音」を歩く(その1)


小説と事実が混乱してしまいますが。個人名はあえて小説中の名前を使わせていただきます。
 被害者生田さんは西宮市に住まれ、某女子学院を卒業後上京します。新宿区の聖母病院看護養成所を昭和28年卒業、いったん帰って病院で看護士をしていましたが、ふたたび上京し、中野区鷺宮の乳児院オデリヤホームに勤めていました。この聖オディリアホームは社会福祉法人として今も存続しています。


創立者シスター・オディリア・レーマンと現在の乳児院の写真です。
 その後、生田さんはオデリアホームをやめ、初の日本人スチュワーデス としてBOACに採用され、昭和33年講習のためロンドンの本社へ行き2月に帰国したばかりでした。そして3月8日に「叔父の家に行く」と世田谷区松原町 四丁目の下宿先を出たきりとなります。


 小説中の地図の下側にあるM駅とは京王井の頭線の明大前のことです。


生田世津子下宿は地図ではM駅の近くの京王線の北側に設定していますが、実在の松原町四丁目は京王線の南に位置し、明大前駅から南西に少し歩いたところでした。

 


途中カトリック松原教会があり、キリスト誕生の像が門から入ったところにありました。
この一帯住宅街ですが、下宿していた松原町4丁目に突如畑が現れたのには驚きました。


生産緑地地区とは市街化区域内の農地等のうち、良好な都市環境の形成を図るために設けられたもので、都内では約3500haが指定されているそうです。

こんな土地代の高いところで農業が成りたつのかと思いましたが、農地には宅地並み課税が適用されないようです。



聖オディリアホーム

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東京 | コメント( 1 ) | トラックバック( 0)

生産緑地という制度には、恐縮ながら、どす黒い胸算用が強く働いている節が濃厚で、円滑な都市計画実行の妨げになっています。
不動産業界や、地主と地元役所幹部の癒着や、いい話は全く聞きません。全面積で耕作していなくてもいいのですから。
仄聞ですみませんが、不動産関係者に聞いた話です。

[ せいさん ] 2012/12/16 20:41:10 [ 削除 ] [ 通報 ]

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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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