山口を歩く

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宮っ子全市版の取材

 先日、”西宮市民の地域情報誌”『宮っ子』編集部から取材を受けた。誌面トップの全市版特集記事の取材だった。全市版の編集会議で山口版編集長である知人から特集記事の取材先として紹介してもらったようだ。特集記事は”高齢化の進展と地域での対応”といったテーマのようで、市内でも高齢化の著しい我が町の取組みが取材先のひとつになったとのこと。
 住宅街のコミセンで同年代の編集者と1時間余り懇談した。編集者から取材の趣旨と経過を一通り伺った後、取材が始まった。編集者の手許には知人から提供された「分区20年誌」があり、事前に読み込んでいただいているようだ。
 取材の趣旨に沿って以下の点を中心にお話しした。
 @我が町の1982年以降の大規模住宅開発が30代後半の団塊世代の持家意識と合致した。そのため人口構成比では団塊世代が他の世代を大きく上回り、2025年問題は我が町の課題そのものになっている。
 A2025年問題に向けた地域包括ケアシステムに対応するには自治会、社協、老人会、民生委員等の既存の縦割りの組織では限界があった。それらに横ぐしをさして連携し、併せて地域の基幹病院、開業医、介護施設、薬局、ケアマネ等にオブザーバー参加を求めた。福祉ネットという連携組織だからこそ地域支援マップ等の組織を横断する地域支援の現状を「誰もが安心して生き生きと生涯を暮らせる共生の町」という目標に沿って図表化できた。
 B共生の町づくりに向けた地域ぐるみの取組みには人材発掘と確保が必要だ。とりわけ団塊世代をはじめとしたリタイヤオヤジの地域活動への参入が欠かせない。具体的には「ちょい呑みオヤジ会」という呑み会を通じた地域での居場所を発足させた。3年を経て会は33回を数え会員40名を擁するまでになった。親睦と交流を深める中でメンバー有志による様々な地域活動が始まった。
 Cボランティアセンターの新たなボランティアも開始した。従来無償のカーボランティアだけだったが、高齢者等の自立支援のための家事支援の有償ボランティアをスタートさせ、ボランティアの裾野の拡大を図っている。比較的元気なうちのボランティアとの関わりがあってこそ在宅ケアでの地域とのつながりが可能となるのではないかと思う。



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認知症への地域の関心の深さ

 山口地区で初めての認知症カフェの立上げ準備が進んでいる。先日、運営スタッフに応募いただいたボランティアの皆さんを対象にオリエンテーションを開催した。応募者の事前連絡は10名程度だった。ところがふたを開けてみると最終的に登録者は18名を数えた。とりわけ驚ろき嬉しかったのは山口の旧地区在住のご婦人たち7名の応募があったことだ。
 山口地区は村社会の風土が色濃く残る旧地区と北六甲台等の大型住宅開発で誕生した新興住宅地が共存する。旧地区の福祉は旧来の家意識をにもとづく互助的な共同体意識で維持されているように見える。それだけに社会福祉の制度や活動には少し距離を置いて関わるという印象があった。白紙の状態からスタートした新興住宅地の福祉が社会福祉制度を積極的に導入し新たな活動に意欲的であるのと対照的である。
 認知症カフェ立上げについても住民組織としては新興住宅地の福祉ネットが深く関わってきた。運営スタッフのボランティアも新興住宅地の住民が中心になると想定していた。それでも潜在的ニーズの働きかけのためボランティア募集のチラシを新旧両地区の自治会ルートで回覧してもらった。このチラシをみて応募いただいた方が予想外に多かった。旧地区の認知症予防のいきいき体操での口コミ効果も大きかったようだ。
 この応募結果を受けて思ったのは地域の認知症への関心が予想以上に広く深いということだ。山口全域からまんべんなく応募があった。また従来ともすればこうした活動に消極的だった旧地区でも個人としては応募を決断するだけの強い関心があることを物語っている。


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山本周五郎著「小説・日本婦道記」

 読みたい本が見当たらなくなっても、永年の日々の読書習慣はおいそれとはやめられない。もっぱら書棚にある蔵書の再読で過ごしている。その再読も好きな作家の作品は読み尽して今は山本周五郎作品を手にしている。その再読二作目が「小説・日本婦道記」である。
 この作品は昭和17年から昭和21年にわたって執筆された31編の読切連作のうち作者自身が選定した自信作のようだ。軍国主義が跋扈した当時の時代背景からすればこの時期に執筆できる作品の主題は限りなく限定されたことは容易に推測できる。その限定された主題をもとに尚質の高い作品を描くとすればどのようなものに仕上がるのか。
 一連の作品の主題は武家社会の掟の中で夫や子のために全身全霊で生き抜いた妻や母の物語である。見方によっては男社会にひたすら従順な生き方を礼賛する封建思想そのもとも言える。それでも作品に込められた主人公たちのすがすがしさ、強靭さ、矜持、哀しさはまぶしく輝いている。
 狭いストライクゾーンに見事に次々と投げ込んでくるストライクボールを唖然として見つめるばかりだ。

 



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山口地区認知症カフェ立上げオリエンテーション

 山口地区の認知症カフェ立上げに向けてお手伝い頂くボランティアの皆さんを対象としたオリエンテーションが開催された。立上げ実行委員の一人として果たして何人の方に応募いただけるかが最大の懸念事項だった。蓋を開けてみれば予想外の17名もの応募があった。4名の欠席者はあったものの13名の皆さんにお集まり頂いた。応募者の小学校区別内訳も山口校区9名、北六甲台校区8名とほぼ均衡している。
 実行委員会メンバー10名を加えて総勢23名によるオリエンテーションが始まった。事務局による初対面の皆さんの気持をほぐすためのゲーム感覚の進行で1時から始まったオリエンテーションは予定をオーバーして2時半近くにまで及んだ。この間、懸案だったボランティア側の連絡窓口を校区別に各1名選んでもらい、次回3月の第二回会合の日程を確認して散会した。
 山口地区の認知症カフェ立上げにむけた実質的な船出が順調にスタートした。

 



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認知症サポートべんり帳・地域版作成の意義

 

 山形の二泊三日の非日常のひと時を過ごした翌日である。福祉ネット役員会というリアルな現実と向き合った。議事のひとつに前回役員会の午後に開催された第1回認知症サポートべんり帳・地域版作成委員会の報告があった。委員会メンバーによる報告の後、地域版作成の意義について以下のような補足をした。
 認知症の地域サポートの課題は二つある。ひとつは馴染みの薄いそれだけに不安や誤解の多い認知症という病の適切な情報を提供すること。今ひとつは町ぐるみで認知症当事者に適切な接し方ができる環境づくりである。高齢者の五人に一人が認知症という時代がやってくる。認知症が日常生活の一コマとなる日が遠くない。認知症をあるがままに受入れる地域づくりがかかせない。
 認知症サポートべんり帳・地域版作成の意義とは、この地域サポートの二つの課題の具体化ということにある。認知症になった当事者や家族が地域で暮らすために我が町の役立つ施設やお店、支援サービス、情報や相談窓口、それらのマップや連絡先などの情報が満載である。
 一方、この地域版作成に当たっては多面的な地域住民や施設や関係者の協力が欠かせない。例えば認知症当事者に理解のあるお店のひとつとしてあるコンビニエンスストアの便利帳掲載を考えたとしよう。作成委員会メンバーと福祉ネット役員がペアでそのお店を訪問し掲載依頼を行う。多くのお店は前向きに対応してもらえる筈だが、現実問題として従業員への指導教育は手に余る。そこで福祉ネットや地区社協主催の認知症サポーター養成講座の受講をお勧めする。お店にとってそれまで「他人事」だった受講が俄かに「我がこと」になる。講座には従来見かけることのなかった多くの顔ぶれが期待できる。ことほどさように地域版作成とは地域の多様な関係者を認知症理解者になってもらう環境づくりの営みという意義をもつ。



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山形天童温泉での35年ぶりの再会の宴

 鶴岡のバスターミナルから山形行きの高速路線バスが出発した。終着の山形駅前の手前の停留所・寒河江(さがえ)バスストップには知人の迎えが待っている。車窓から雪に覆われた景色を楽しんでいたら、突然バスが停留所でもない地点で停車した。フロントの窓越しに作業車に設置された案内看板の「除雪作業中。片側交互通行」の文字が目に入った。寒河江に20分遅れで到着したバスを下車し知人の車に合流した。30分ばかり車中で35年ぶりの再会の溝を埋めるような会話を続けるうちに天童ホテルに到着した。天童市は将棋駒の町として知られ毎年4月には人間将棋のイベントも開催されている。案内された部屋の窓からは人間将棋の指揮者が陣取る舞鶴山が雪景色の中にたたずんでいた。
 37歳の時、当時流通労働団体の役員だった私は1年間に渡って毎月山形市を訪ねていた。山形の結成されたばかりのある流通業界労組の研修指導のためだった。昨年末に知人である大学教授を介して当時ご縁のあった方々との再会の宴がセットされ今回の懇親会に招かれた。
 5時過ぎには参加者の顔ぶれが揃った。地元の労組結成期のメンバー7人と仲介役の大学の先生と私の9名である。しばらく部屋で労組結成20年記念のDVDを観ながら思い出話に花が咲いた。6時から宴会場に席を移し懇親会となった。
 初代委員長による乾杯の後、会食しながら参加者の近況報告に聞き入った。結成時期の印象的な出来事や今だから言える打ち明け話などがこもごもに語られる。経営者との葛藤や当時の四分五裂の上部組織の環境下での錯綜した事情などが労組結成や結成後の運営に陰を落としていた。それだけにそれらを乗り越えて軌道に乗せたメンバーたちの絆は強いものが窺えた。そうした貴重な経験を糧に星霜を重ね今やリタイヤ前後の年齢を迎えている。そうした今の近況報告もまた味わい深いものがある。
 近況報告のトリを飾らせてもらった。冒頭、地元メンバーたちの私に対する想いに応えるメッセージを述べた。複雑な環境下で上部組織の利害を超えて労組活動の基礎を指導してもらったこと、その指導の締めくくりをキチンとした謝意を示さないまま過ごしてしまったことの悔いなどが地元メンバーから告げられた。前者については、山形の労組の結成経過と基盤づくりは私自身が体験した労組結成とその後の運営の軌跡を辿るものでありやりがいと達成感のあるものだったこと、また自分の培った知識と経験をひたむきで意欲的なメンバーたちが砂に水が吸収されるように受け止めてもらったことにむしろ感謝していることを述べた。後者については、山形訪問開始直後に労働団体の役職を離れ労組委員長に就任したという私自身の事情が訪問の制約を招きキチンとしたケジメをつけられないまま終えざるを得なかったことを伝えた。その後、労組活動辞任後の職場復帰、大阪府労働委員会委員就任、リタイヤ後の高齢者福祉を中心とした地域活動などを報告した。
 2時間ばかりの近況報告中心の懇親会を終え部屋に戻った。追加の焼酎を傾けながら二次会が始まった。昨今の労働界のふがいなさのぼやき、超高齢社会の迫りくる大介護時代の備え、地元メンバーたちの交遊録や人間模様などの話題が縦横無尽に飛び交い11時半にまで及んだ。懇親会から数えて5時間半の懇談にようやく終止符が打たれて眠りについた。
 翌朝6時頃に大きな露天風呂付き大浴場に浸かった。7時過ぎにホテルの朝食バイキングを済ませ部屋で寛いだ後、9時にフロントに集合した。翌日の会議に備えた資料作成もあり私は9時50分天童発の「つばさ」に乗車しなければならない。東京在住の先生もご一緒することになり、ホテル前で地元メンバーとお別れした。ホテルから2分程度の天童駅まで送ってもらい乗車列車を待った。
 天童から大宮までの2時間半ばかりの車中では隣席の先生と大いに語り合った。チェーンストア労働運動の研究者として精力的に取材活動を続けておられる方である。共通する知人も多い。運動の在り方についての造詣も深く共感する点も多い。意義深く楽しい車中を過ごした後お別れした。
 東京駅で昼食用に駅弁を調達し新大阪までの車中を読みかけの文庫本を読みながら過ごした。在来線とバスを乗り継いで5時過ぎに我が家に到着した。真冬の雪国の豪雪の風景、藤沢周平の海坂藩の風情、働き盛りの頃の懐かしい面々との印象深い語らいといったかけがえのない非日常の世界を味わった二泊三日の旅が終わった。

 



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鶴岡散策(藤沢周平・海坂藩の風景)

 朝食バイキングを済ませ重いバッグをフロントに預けてホテルを後にしたのは8時過ぎだった。今回の旅の目的のひとつである鶴岡市内観光に出かけた。昨晩、ホテル備付けの「鶴岡まちなか散策」なる観光マップを丹念に読み散策コースは決めていた。
 まちなかを歩き始めてすぐに思わぬ障害に気づかされた。天候はうす曇りで問題はないが降り積もった雪で路面の凍結が予想外の歩行障害となって立ちはだかった。雪道を想定して急遽購入した防水トレキングシューズでも間に合わない。滑りやすい凍結した積雪路面でしばしば転倒しそうになる。おまけに雪国の降雪時の車道の雪は歩道に積み上げられ多くの歩道は通行できず車道を歩くしかない。
 散策マップ片手に駅前通りを南に向かった。最初に目にしたのはこの地方最古と言われる赤い鳥居と赤い屋根の山王日枝神社だった。続いてかつての鶴岡城下の中心部を流れる内川沿いの風情ある町並みを目にした。羽黒街道の内川に架かる鶴岡橋の北側には三雪橋の赤い欄干の風情を望める。市役所南向いには庄内藩校・致道館がある。1805年創設の藩校の聖堂、講堂、御入間などの建物が当時のままに残されている。
 羽黒街道をさらに西に進み、致道博物館に入館した。鶴岡城三の丸跡に建つ旧藩主・酒井氏寄贈の郷土資料館である。旧西田川郡役所、旧鶴岡警察署、旧藩主御隠殿、移築した多層民家など六つの建物からなる広大な施設だった。有形民俗文化財などに並んで発掘されたおびただしい縄文土器の陳列が目を引いた。この地方が阪神地方よりはるかに古い悠久の歴史を刻んだ町であることを伝えている。
 折り返して鶴岡城址公園に向かった。入口に建つ郷土人物資料館・大寶館に入館した。高山樗牛はじめ鶴岡ゆかりの多くの人物が紹介されている。すぐ北側の庄内神社に参拝した後、その向いの藤沢周平記念館に入館した。今回の旅の目的のひとつでもあり大いに期待したが、書籍の展示、足跡のパネル展示等が中心で多くは既知の情報のビジュアル化という印象だった。藤沢周平の書斎の復元や在職した中学校卒業の集合写真などが目を引いた。
 北側の雪に覆われた城址公園を散策した。お堀にあたる場所は降り積もった雪で公園と一体化している。公園北側の車道を背丈ほどある雪の壁沿いに歩いた。公園東側のみゆき通り沿いに帰路についた。途中、鶴岡カトリック教会天主堂、三井家蔵座敷、松尾芭蕉乗船地跡などの史跡を巡った。また地元食材を求めて主婦の店にも立ち寄り念願だったハタハタの干物も調達した。
 鶴岡駅前に12時過ぎに到着した。4時間余りの2万歩を超える散策だった。駅前の海鮮料理の店でマグロの磯丼(820円)の昼食をとった。次の目的地は天童である。鶴岡と山形を高速道で結ぶ路線バスの出発時刻は2時20分だ。ホテルフロントで預けたバッグを受取りフロントのソファーで1時間ばかり休息し、鶴岡エスモールバスターミナルに向かった。

 



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 井上ひさしさんが 藤沢周平さんの作品を読んで海坂藩の地図を描かれていましたね=〜

[ モンセ分店薬局 薬剤師徒然日記 ] 2018/02/18 19:26:00 [ 削除 ] [ 通報 ]

そうなんですか。知りませんでした。ネット検索してみます。ありがとうございました。

[ 明日香 亮 ] 2018/02/22 3:28:10 [ 削除 ] [ 通報 ]

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鶴岡でクチボソカレイを味わった

 二泊三日の山形の旅の当日である。自宅を朝8時過ぎに出て新大阪から新幹線を乗り継いで東京経由で新潟まで出た。新潟に向かう新幹線Maxときの車内放送が新潟地方の大雪で一部運休を伝えていた。新潟からは羽越本線の特急いなほ7号秋田行に乗車した。日本海沿いに走る在来線特急の車窓からは真冬の日本海の荒涼とした風景が迫っていた。途中線路上の除雪作業に阻まれて約20分の臨時停車があった。17時15分頃に目的地鶴岡に到着した。自宅からの所要時間9時間余りの長旅だった。
 鶴岡駅前に降り立った。目の前に建つ予約していたAPAホテルにチェックインして夕食に出かけた。事前に鶴岡観光案内所で地元食材を味わえるお店情報を仕入れていた。ホテル続きの建物マリカ西館2階の「和食・滝水亭」ののれんをくぐった。お品書きから選んだのは「庄内浜膳(2800円)」だった。メインは藤沢周平作品「三屋清左衛門残実録」にも登場するクチボソと呼ばれる焼きカレイだ。ホタテ貝の味噌汁とともに日本海の味わいが嬉しい。ハタハタ焼きを別注したが用意できないとのこと。残念!それでも生ビール片手にたっぷりの品数をじっくりと味わった。
 ほろ酔い気分でホテルに戻り、ゆっくりお湯につかった後ベッドに入った。長旅の疲れがいつの間にか深い眠りを誘っていた。

 



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明日からの真冬の山形(鶴岡〜天童)の旅

 明日から二泊三日で山形を訪ねる。37歳の時に1年間に渡って毎月山形市の結成されたばかりの流通業界労組の研修指導のため訪問した。昨年12月中旬に知人である大学教授を介してその時にご縁のあった方々との35年ぶりの再会の宴がセットされ、山形を訪ねることになった。
 私にとっての山形はその時の懐かしい思い出の地であるとともに愛読した時代小説の作者・藤沢周平の故郷として心に刻まれている。山形県の日本海側に位置する鶴岡市は作者の故郷でありしばしば作品に登場する「海坂藩」の舞台として一度は訪ねたい町だった。意を決して今回の訪問を一日前泊して訪ねることにした。
 その山形訪問を明日に控えて事前に旅程を確認した。自宅を朝8時過ぎに出て新大阪から新幹線を乗り継いで東京経由で新潟まで出る。新潟から在来線特急で16時51分に鶴岡に到着予定である。所要時間8時間42分の長旅だ。
 予約している鶴岡駅前のホテルにチェックインし、夕食は地元の居酒屋でたっぷり郷土料理を味わうことにしよう。翌日は2時過ぎまでたっぷり時間がある。大雪でどれだけ海坂藩ゆかりのスポットを訪ねられるか心もとないが、出たとこ勝負でせいぜいプチ冒険を楽しもう。現地の観光案内所に問合わせると、豪雪対策用にで靴の滑り止めと防水の備えが必要とのこと。慌てて防水加工のトレッキングシューズを調達した。
 2時20分発の山形行き高速路線バスに乗車予定である。バス会社に問合わせると大雪での運行は可能だが大幅な遅れもあるとのこと。予定を早めたバス乗車が必要だ。1時間半ほど乗車し途中下車した停留所で迎えの懐かしい知人に合流する。そこから天童温泉の旧交を温めるホテルに向かう。
 久々の二泊三日の個人旅の行先には、豪雪の不安と初めて訪ねる念願の地と懐かしい面々との楽しい再会が待ち受けている。


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まんまんちゃんアンッ!

 花ちゃん滞在三日目の朝である。8時前に母ちゃんに抱っこされた花ちゃんがようやく2階の寝室から起きてきた。
 今朝の花ちゃんの朝食はご近所さんからいただいたパンである。花ちゃんのために手づくりのジャムおじさんのパンを持ってきていただいた。丸い顔の生地にほっぺや鼻や口や帽子の生地がつけられて干しブドウの目がくっついている。なかなかの出来栄えである。帽子から始まりほっぺや口や鼻を上手にちぎって食べている。デッカイパンを持て余しようやくじいちゃんにもおすそ分け。
 夕方5時半頃に炊飯器のご飯が炊けた。ばあちゃんが「花ちゃん!まんまんちゃんする?」と声を掛ける。タブレットでメルちゃんをみていた花ちゃんが素直にばあちゃんからお仏飯を渡されて仏壇前のじいちゃんに持ってきてくれる。自分用の数珠を手にしてじいちゃんと並んで花ちゃんのお勤めが始まった。じいちゃんがおりんを2回鳴らすと同じように続ける。じいちゃんのお経に合わせてグニャグニャと意味不明の言葉を繰り返す。お経を終えたじいちゃんの”なまんだぶなまんだぶ”の念仏には”なまんぶなまんぶ”と口ずさむ。
 すっかり定着した花ちゃんの「まんまんちゃんアン」にじいちゃんはご機嫌だ。

 



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明日香 亮
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山口は豊かな自然と歴史や伝統に育まれた街である。散歩道で目にする四季折々の風景や風物詩を綴ってみたい。
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