山口を歩く

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さくらFMの生放送「LALALAにしきた90分くらい」出演記

 20時前にJR西宮駅前のさくらFM本社内のスタジオを訪ねた。スタジオ横のミーティングスペースで3人のメンバーが打合せ中だった。オヤジ会メンバーで今回出演の声掛けをしてもらったOさんの姿もあった。メイン・パーソナリティの中年女性とアシスタントの若い男性と名刺交換し、打合せの輪に連なった。
 Oさんから番組「「LALALAにしきた90分くらい」のタイムスケージュール表が渡された。この番組は、西北活性化協議会(アクタ西宮振興会、にしきた商店街、阪急西宮ガーデンズ、兵庫県立芸術文化センター)による、西宮北口周辺の話題を提供する生放送とのこと。20時30分から22時までの90分の分刻みの進行表が記載されている。ゲストの私を含めた出演者の出番も記されている。私からトーク内容の概要を話をし、ゲストコーナーでのやりとりの簡単な打合せをした。
 20時30分、ディレクターがスタンバイするスタジオに入り番組が始まった。ゲストである私も含めた出演者紹介の後、20分ばかりにしきた周辺のイベント情報が、3人のパーソナリティたちの掛け合いで放送される。分刻みのスケージュールにそって巧みにトークを重ねる生放送の現場を興味深く眺めていた。
 8時50分、ゲストコーナーが始まった。ゲストのプロフィールを紹介する質問に答えた後、「リタイヤオヤジのセカンドライフ」のテーマについて尋ねられた。2025問題を控えてリタイヤオヤジたちの地域活動参加が求められているが、オヤジたちの地域での居場所づくりは二つの点でハードルが高い。ひとつは家庭と地域で主導権を握るおばさんたちの理解を越えた気持と生態である。今ひとつはリタイヤオヤジの地域デビューのキッカケや窓口がないことだ。そんな問題提起を中心としたトークを10分ばかりやりとりして前半を終えた。
 2分間のCMタイムを挟んで後半のゲストコーナーが始まった。前半終了間際に告げていたリタイヤオヤジのセカンドライフで直面する「おばさんトーク」を冒頭に話題にした。「よくしゃべり」「繰り返し」「割り込み」「飛躍し」「居直る」というおばさんトークの傾向を述べ、「聞き流す」「聞いてるふりをする」「慣れる」「沈黙で応じる」というひたすら「耐える」という対策を語った。その上で今述べたトークが家庭や地域で奮闘するおばさんたちへの愛おしさをこめた応援歌であり、おばさんトークに翻弄させられるおじさんたちへのレクイエム(鎮魂歌)であると締めくくった。ハードルの二つ目の処方箋として「ちょい呑みオヤジ会」の事例も紹介した。オヤジたちの地域デデビューの潜在的ニーズと亭主に地域に出かけてほしい奥さんたちの渇望の受け皿であること。「参加者は全員必ず近況報告をすること」などの38回に及ぶオヤジ会運営の様々な仕掛け等についてもふれた。後半10分のト−クの最後にゲストによる曲目のリクエストがある。事前に告げていたセルジオメンデスのジャズナンバー「マシュケナダ」が流れ始めた。
 リクエスト曲が流れている休憩中に出演者たちで「おばさんトーク」が話題になった。共感そのものの体ではしゃいでくれる男性陣の傍らでイマイチ乗り切れない女性パーソナリティの受け止め方が印象的だった。
 9時15分頃から10時の番組終了までは「今月のテーマ・食の楽しみ」を巡る出演者たちのエピソードやリクエストコーナーで展開された。最後の2〜3分にOさんからゲストに振られたちょい呑みオヤジ会の運営実態の話題を最後に番組が終了した。
 出演を終えて10時過ぎに同じ住宅街在住のOさんの車に便乗して帰宅した。10時半頃に自宅に戻ると、さっきまで放送を聞いていた家内の「エライ早かったな〜」という言葉に迎えられた。

 




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岡崎医師の公民館講座「在宅医療について」

 山口公民館講座を受講した。講師はかかりつけ医で福祉ネットアドバイザーでもある山口町おかざきクリニック院長の岡崎医師である。テーマはそのものずばりの「在宅医療について」だった。会場の公民館集会室につめかけた定員を超える60人もの受講生が、山口町唯一の在宅医の「在宅医療」の話しへの関心の高さを窺わせていた。
 「在宅医療と往診の違い」「在宅医療の主な疾患」「在宅医療の多職種の担い手」「在宅医療の内容」「在宅医療のメリット&デメリット」「在宅医療と家族の理解」「在宅医療から入院という選択肢」等の在宅医療に関わる基礎的な情報を多角的に話してもらった。その後、3年に及ぶ在宅医療の経験を踏まえて幾つかの症例の紹介があった。
 以下、個人的に興味深く聴いた点を整理しておきたい。
@在宅医療で訪問できるエリアはクリニックからの直線距離が16km以内である。これは岡崎クリニックの場合、西宮市全域と神戸市北区、宝塚市、三田市がすっぽり収まる広域エリアである。
A山口地区は在宅医が少ないと言われるが神戸市北区や宝塚市の全在宅医の選択が可能で在宅医療を受けられる好環境にある。
B在宅から入院というのも有力な選択肢で決して「負け」ではない。家族介護の負担を軽減する「レスパイト入院」も活用すべき。
C家族の理解、協力こそが在宅医療の不可欠な条件。元気な時からの心がけが大切。
D今後力を入れていきたいテーマは、「強化型在宅支援診療所」と「グリーフケア(家族の悲嘆のケア)」。

 



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さくらFM生放送出演「リタイヤオヤジのセカンドライフ」

今日夜9時前後のさくらFM生放送に出演する。パーソナリティは同じ住宅街のちょい呑みオヤジ会のメンバーだ。前回のオヤジ会でさくらFMのある番組が話題になりその延長線上で私の地域活動をテーマとした出演がトントン拍子でまとまった。
 その後、パーソナリティとの打合せで最終的に「リタイヤオヤジのセカンドライフ」をテーマにトークすることになった。トークの内容については以前このブログで記事にした。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2018/06/05/8875287
 パーソナリティは辛口のツッコミと毒舌が身上のようだ。そうそうすんなりとはしゃべらせてもらえそうにない。生放送なので編集不可のぶっつけ本番である。はてさてどんな放送になるのやら。
 FM放送の受信環境があり、お時間の許す方は本日夜8時45分〜9時10分頃にFM周波数78.7MHzに合わせてみてください。


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さくらんぼ持参で花ちゃん宅訪問

 山形のツアーから帰宅した夜、花ちゃんとFaceTimeした。モニター越しに花ちゃんにお土産のさくらんぼを見せた。「アッ!花ちゃんの大好きなさくらんぼや」という嬉しい反応。これはもうさくらんぼを届けねば。
 その二日後の早朝、じいちゃんばあちゃんが大津の花ちゃん宅に姿を現した。リビングに花ちゃんの姿はなく寝室でまだ眠っていた。しばらくして声を掛けるとようやく目を覚ました。寝起きの不機嫌さをなだめながらリビングで久々に顔を合わせた。2歳7か月の花ちゃんは時にオヤッというような言葉を口にする。今回の発見は、じいちゃんの「〇〇したんやで」という話に「そうなん」と相槌を打ったことだ。
 母ちゃんが出勤し、ばあちゃんは共働きの娘のために台所や部屋の掃除に余念がない。絵本を読んだりおもちゃで遊んだりおしゃべりしたりとじいちゃんがたっぷり相手した。
 お昼前から三人でランチに出かけた。今やベビーカー不要で両手をつないで歩いてくれる。花ちゃんのお好みメニューのある「くら寿司」のドアを押した。花ちゃんお気に入りのもりもりポテト、納豆巻、卵焼きにぎりを注文する。みんなでシェアしたポテト以外は花ちゃんが完食した。 食事を終えてお買い物に行くというばあちゃんと別れて花ちゃんと10分ばかりを歩いて帰宅した。途中「疲れた〜」と口にして抱っこをせがむ様子だったがなだめすかして最後まで歩いてくれた。
 帰宅したばあちゃんが持参したさくらんぼを三粒だけ花ちゃんに分けた。夜に花ちゃん一家で一緒に食べてもらうためだ。「美味しい」と言いながらあっという間にさくらんぼが花ちゃんのお腹におさまった。
 帰宅した母ちゃんのお土産のケーキを頂いた後、たっぷり遊んだ花ちゃんとバイバイした。

 



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松島・銀山温泉・最上川・羽黒山・蔵王の旅(三日目)

 ツアー三日目の朝を蔵王温泉・おおみや旅館の日本風の落ち着いた部屋で5時過ぎに目覚めた。朝風呂に浸かった後、習慣になっている朝の散策に出かけた。旅館のすぐ横に栖川温泉神社の参道入口の赤い門灯ろうがあった。参道石段の見上げるような高さにたじろいだが意を決して参拝することにした。神社前まで229段の石段を休み休みしながら辿り着いた。登りつめた社殿前には温泉街の北部を東西に横断する道路が通じていた。この道を辿って眼下の温泉街の風景やロープウェイ乗り場を目にしながら旅館に戻った。
 和定食の朝食は期待以上のレベルだった。冷豆腐、焼豚と温野菜の陶板焼き、焼き紅鮭など7品の美味しい朝食で、とりわけしゃっくり冷豆腐は今まで味わったことのない感動もののお豆腐だった。
 雨風の強い天候の中、予定された蔵王ロープウェイに出かけるか否かが問われた。結局ツアーメンバーの約半数が出かけることになり送迎バスで山麓駅に向かった。山麓駅から樹氷高原駅まではゴンドラで約7分、更に地蔵山頂駅までは循環式ゴンドラで約10分の乗車だった。肝心の景色は樹氷高原駅に向かう中ほどですっかり霧に包まれてしまった。それでも山頂駅から徒歩2〜3分の蔵王地蔵尊を雨模様の中で無事カメラに納めた。
 山麓駅に戻りツアーバスで待機組と合流し次の訪問スポット天童市に向かった。今回のツアーの目玉のひとつのさくらんぼ狩りの会場・仲野観光果樹園に到着した。果樹園の若いイケメン担当者の30分食べ放題のさくらんぼ狩りの要領を聞いた後、一斉にさくらんぼ林に分け入った。幹には佐藤錦、紅秀峰、サミットなどの品種名を書いた木札が掛けられている。手の届く高さにたわわに実ったさくらんぼを次々に口にする。イケメン君の話では30分で最高250個ほど食べた猛者がいたとのこと。確かに思ったほどには食べられないせいぜい5〜60個といったところか。さくらんぼ狩りを終えてバスで果樹園の売店に戻る。さくらんぼのとりどりのパックの品揃えの価格は産地とは言え結構高価である。
 バスで15分ばかりのところに昼食会場の「天童・将棋むら」があった。用意された山形そば御膳を味わった後、お土産売場でお土産を物色。入口付近でお買得さくらんぼの販売をしていた。果樹園よりもお買い得感がある。結局、箱詰めのさくらんぼを買い求めた。
 天童から一路仙台空港に向かった。仙台空港で最後のお買い物を済ませ15時25分発のJ−AIRに搭乗した。伊丹空港からは往路と同じルートを辿り18時過ぎには自宅に着いた。

 



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地震発生時の民生委員の見守り活動

 朝7時58分、パソコンに向かっていた時だ。突然の大きな揺れに襲われた。阪神大震災以来の大揺れと思えるほどの揺れだった。スマホでも発せられた緊急地震警報を受診した。以前に体験した模擬警報でない本物の警報だった。幸い家具等が倒れることもなく数秒後には静かになり、余震に見舞われることもなかった。 
 落ち着いたところでご近所のお一人住まいの高齢者の安否が気になった。スマホの「連絡先」には民生委員としての気がかりで見守りが必要な独居高齢者のグルーピングがある。その情報をもとに6軒ほどのお宅を順番にお訪ねした。どのお宅も特に問題はなく親戚知人からも安否確認の連絡をもらったという話題が伝えられた。その上でわざわざ訪ねてもらったことに口々にお礼の言葉を頂いた。
 民生委員の日常の見守り活動はタイミングが難しい。特に問題を抱えたお宅以外は日常的には訪ねることはない。とは言えこうした地震発生時のような緊急時には安否確認が必要だし、当事者の皆さんもいざという時には民生委員の地域での見守りがあるという安心感を持ってもらえる。メリハリのついた見守り活動を心がけたい。


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松島・銀山温泉・最上川・羽黒山・蔵王の旅(二日目後半)

 最上川舟下りを終えて10kmほど南の次の目的地の羽黒山に到着した。月山(1984m)、湯殿山(1500m)とともに出羽三山のひとつだが414mと最も標高は低い。山頂付近のレストハウスの駐車場でバスを下車して出羽神社に参拝する。レストハウス付近には山伏姿の修験者の姿があった。本殿の三神合祭殿横の儀式殿で公開中の秘仏拝観と五重塔特別拝観の共通券(700円)を購入する。秘仏を拝観し月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した大社殿・三神合祭殿で三神を参拝する。
 お目当ての五重塔は羽黒山頂から参道が続いているようだがかなりの距離がある。一旦バスに乗車し南方を迂回して別の参道近くの駐車場で下車した。付近には出羽三山の参篭所である宿坊の昔ながらのたたずまいがあった。山門である朱塗りの随神門をくぐり長い坂道を下った先にようやく杉並木の中の国宝・五重塔を目にした。雨の中のかすんだ空気に包まれた五重塔は約600年前に再建された東北地方最古の塔である。塔の二階側面に架設階段が設けられ塔の内部の真ん中の芯柱と周囲4本の柱の構造を目の当たりにした。
 2日目の4カ所ものスポットを訪ねる旅程を終えて宿泊地の蔵王温泉に向かった。山形県の日本海側の鶴岡市から宮城県境の山形市の蔵王温泉までの長距離のバス走行後、18時半頃に「おおみや旅館」に到着した。
 おおみや旅館は外観こそ洋風だが屋内はエレベーターもない3階建ての昔ながらの純日本風の旅館そのものだった。玄関で靴を預け全面畳敷きの屋内を素足で巡る。案内された部屋も上質の木材をふんだんに使った落ち着いた空間だった。19時からの夕食は「太郎兵衛」と名付けられた純和風のテーブル席が並ぶ大部屋だった。10品の和定食は地元の食材を中心とした豪華で美味しい料理だった。日本海の海鮮カルパッチョ、山形牛と彩り野菜の陶板焼き、山形産米つや姫などに舌づつみした。この豪華な料理をFaceTimeで花ちゃんにも見せたりした。夕食後にフロント近くの2つの湯船に露天風呂が備わったこじんまりした浴場で汗を流した。22時頃には落ち着いた部屋での旅の疲れをいやしながら眠りに落ちた。



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松島・銀山温泉・最上川・羽黒山・蔵王の旅(二日目前半)

 仙台市の作並温泉のホテルで朝5時過ぎに目覚めた。大浴場で朝風呂に浸かった後、ホテル周辺の散策に出かけた。散策には不向きなホテル前の幹線道路沿いに20分ばかり歩いて早々に切り上げた。朝食は昨晩と同じ大バンケットルームでのごく平凡なバイキングだった。
 ホテルを8時に出発したバスが10時頃に今回のツアーの楽しみのひとつだった銀山温泉に到着した。作並温泉を30kmばかり北上した宮城県境に近い山形県尾花沢市に位置している。温泉街北側の共同駐車場を下車して歩くこと数分、温泉街入口の白銀(しろがね)橋に到着。山峡の銀山川を挟んで両側に軒を連ねた旅館街のノスタルジックな風景が目に入った。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館街は宮崎駿の「千と千尋の神隠し」の旅館のモデルとなったとも言われる。確かに古泉閣や能登屋といった旅館の風情はそのイメージにピッタリだった。北の白銀橋から南の白銀の滝までせいぜい200mばかりの狭い温泉街をゆっくり散策して大正ロマンの漂う風景をたっぷり味わった。
 次の観光スポットは最上川舟下りである。銀山温泉から北西約40kmの最上峡芭蕉ライン観光が経営する古口港(戸沢藩船番所)乗船場に到着した。屋形船風の観光船にほぼ定員いっぱいのツアー仲間が乗船した。生憎の雨模様の中を屋形の屋根に備え付けのビニールシートをかけたり上げたりしながらの約1時間かけての舟下りだった。舳先に陣取った年配の船頭さんの東北弁を織り交ぜたユーモアたっぷりのガイドを愉しんだ。この川下りはかつての朝の連ドラ「おしん」の名場面の舞台だったと船頭さんが告げる。銀山温泉に働きに出かける泉ピン子の母親とおしんの別れの場面のロケ地がここだったとのこと。舟下りの降船所「川の駅・最上峡くさなぎ」が昼食会場だった。用意された「芋煮御膳」を味わいながら、36年前に訪ねた山形市内での現地の知人たちとの芋煮会を懐かしく思い出した。

 



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松島・銀山温泉・最上川・羽黒山・蔵王の旅(初日)

  松島・銀山温泉・羽黒山・最上川・蔵王の旅の出発の日である。伊丹空港までのアクセスを今回初めて最寄りバス停から宝塚行き路線バス、阪急電車宝塚線、蛍池発モノレールという選択をした。二泊三日の国内ツアーで大型荷物がなければ時間的にも費用面でもベストな選択だった。
 15時頃に仙台空港到着出口前にツアーの面々が集合した。添乗員とバスガイドの中年女性お二人が待ち受ける。42名のツアー客の多くはリタイヤ夫婦たちである。
 16時半頃に初日の唯一の観光スポットである日本三景・松島に到着した。松島は6年前にも訪ねたことがある。生憎の雨の中を傘をさして瑞巌寺を訪ねる。前回訪問の際は修復工事中だった本堂もすっかり工事を終えてその壮大な伽藍を見せていた。庫裏から堂内に入り本堂の内外を見学した。前回訪問で驚嘆した参道東側の岩石を削って掘られた見事な洞窟群を家内に得意げにガイドした。その後、雨で観光客もまばらな五大堂を訪ね、松島湾の景色やお堂の干支の彫刻を愉しんだ。
 宿泊先の作並温泉は山形県境に近い仙台市にある。その一角の巨大なリゾートホテル「グリーングリーン」に17時半頃に到着した。案内された部屋の窓からは作並温泉街の落ち着いたたたずまいが望めた。夕食は広大なバンケットルームでのバイキングだった。ごった返す宿泊客を効率よくさばく雰囲気の食事で味気なさが気になるスタイルだった。
 早々に夕食を切り上げて部屋に入りスマホでの花ちゃんとのFaceTime を楽しんだ。大浴場での入浴を済ませ10時過ぎには眠りに落ちた。

 



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山形県下の有数観光スポットのツアー申込み

 旅行会社の新聞の折り込みチラシが目に留まった。「山形さくらんぼ狩り」のタイトルの下に「松島・銀山温泉・羽黒山・最上川・蔵王」の文字に大いにそそられた。宮城県の松島以外は山形県の有数の観光スポットで訪ねたことのないスポットである。
 36年前の現役時代に業務で1年間に渡って毎月山形市を訪ねる機会があった。そして山形という初めて訪れる異郷の地の魅力的な風土や人情や食の味わいにふれるという幸運に恵まれた。とはいえあくまで業務での訪問であり、観光スポットを訪ねる機会には恵まれなかった。そんな思い出深い山形の有数の観光スポットを網羅したツアーだった。ぜひ行ってみたいと思った。
 すぐに家内にチラシをみせて打診するとまんざらでもなさそうだった。こんな時は一気に亭主が決めてしまうのが我が家の暗黙のルールである。出発日を確認して、すぐにネット予約をした。

 



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明日香 亮
プロフィール
山口は豊かな自然と歴史や伝統に育まれた街である。散歩道で目にする四季折々の風景や風物詩を綴ってみたい。
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