山口を歩く

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コープ委員会「お肉の学習会」

 最寄りの店のコープ委員会主催の「お肉の学習会」があった。10時前に組合員集会室に行くと、三つに分かれたテーブルに土鍋と野菜のボールが並んでいた。学習だけでなく試食もあるようだ。
 11名のコープ委員を前に講師の講義が始まった。講師は昨年まで最寄り店担当の地区本部マネジャーだった方で畜産部門の経験者という経歴を買われての登板のようだ。1時間半に渡って鶏肉と豚肉についてみっちり講義があった。地鶏とブロイラーの違い、鶏肉の部位の特性やコープス・フードプラン「薩摩元気豚」のこだわりポイントなどを学んだ。
 おまけの解説で和牛と国産牛の違いも教えてもらった。和牛とは「黒毛和牛主」のことで商品名にこの記載がない限りどんなこだわり表現であれ和牛ではない。では国産牛とは何か。乳牛であるホルスタイン種のお肉である。元来、肉牛として育てられていないため価格、品質とも和牛に劣る。ナルホド。
 講義の後、試食会となった。豚肉のかたロース、もも、ばらがたっぷり用意されていた。鍋用ダシを入れた鍋を沸騰させ野菜を煮た後、豚肉を順次鍋に入れていく。しゃぶしゃぶ風のお肉を美味しくいただいた。続いて鶏のむね肉を投入するが、鍋料理にはイマイチというのがテーブル仲間の感想である。異議なし。最後に鍋をフライパンに替えて残った鶏肉を焼き鳥にする。こちらは塩こしょうで味付けしたアツアツの焼き鳥で鶏肉の持ち味を発揮してことのほか美味しい。
 12時半頃には試食会を終えて学習会が幕を閉じた。

 




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紅葉の丸山ダム等の見学会

 一カ月ほど前に市の広報紙で「秋の水道施設見学バスツアー」の情報をみた。紅葉真っ盛りの丸山ダムの内側からの見学ができるという。早速申込んだ。
 昨日、その見学会に出かけた。塩瀬方面からの先客を含めて老若男女19人の見学者を乗せたマイクロバスが山口センター前を9時40分に出発した。
 金仙寺湖畔でバスを下車して通常は入場できないゲートの奥に進んだ。紅葉に彩られた丸山と畑山を堰き止めるダムの上部が迫ってくる。湖畔の管理棟でダム管理の仕組みを聴いた。管理棟前のダム上部の通路から通常は見ることの叶わない南北のしかも紅葉シーズンの絶景を展望した。
 バスに乗車し丸山山麓を迂回して北側の丸山浄水場に到着した。会議室で浄水場と水道事業の概要の説明を受けた後、浄水場の施設見学をした。着水から薬品処理、沈殿、濾過等を通して水道水ができあがる過程をつぶさに見学した。
 そして最後のクライマックスである丸山ダム見学となる。浄水場から徒歩数分の山道を歩いた先にダムの巨大な構造物が現われた。二門の鋼鉄の水門が金仙寺湖の膨大な貯水をガードしている。施設の好意でサプライズがあった。ダム脇の管理棟の放水管から膨大な水量の放水が行われた。水しぶきが舞い上がり、排水路である船坂川に虹がかかった。
 浄水場に戻り再びバスに乗車して山口センター前に到着した。紅葉と丸山ダムと水道施設見学という深秋の午前の貴重なひと時を過ごした。

 



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公民館講座「公智神社の由来」

 久々に山口公民館講座を受講した。公智神社の長谷川昌亮宮司の「公智神社の由来」をテーマとした講座だった。山口公民館講座では郷土史研究家という肩書で「山口風土記」をテーマに15回の講座を開講した。公智神社宮司のこのテーマでの講座である。講師の長谷川宮司とも個人HP「にしのみや山口風土記」を立上げた時に公智神社のHPにアクセスして以来のお付合いがある。見逃すわけにはいかない。
 会場はいつもの山口センターの山口公民館ではない。公智神社社務所2階広間である。午後1時半の開講に40人ほどの受講者がつめかけた。畳敷きの広間で座卓に座っての受講はお年寄り中心の受講者には少々辛いものがある。
 講座では創立の経緯に始まり、古代、平安・室町時代、戦国・江戸時代、現代にいたる公智神社の様々な来歴が紹介された。多くは承知している内容だったが、古文書をもとにした宮司ならではの解説だった。とりわけ興味深かったのは宮司を務める長谷川家の来歴の紹介だった。氏の曾祖父が公智神社宮司として初めて着任されるまで、始祖の福井・小浜の宮司の次男から始まって神戸・湊川、播州・山崎、三田・高平、山口に至る経緯があるとのことだった。
 1時間ほどの講義の後、受講者から質問が相次いだ。その後、本殿前に場を移しての現地説明会となった。最初に説明されたのは木造建築の本殿だった。コンクリート造りの社殿の中に本来の木造の本殿があることを初めて知った。境内には末社や山口氏ゆかりの手水舎など様々な史跡がある。
 5年前に西宮市立郷土資料館の歴史調査団に参加した。その際、お二人の団員と三人で公智神社境内の47基の石造物の碑文や大きさを調査した。当時の資料を紐解くと最古の銘文の年号は元禄3年(1690年)の山口氏ゆかりの手水鉢であることを記していた。

 



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地区社協福祉講座「訪問介護と訪問診療」

 地区社協の福祉講座「訪問介護と訪問診療」が開催された。直前の民生委員の高齢者実態把握調査の訪問でこの講座を口コミで案内したところ多くの人から受講の意向が伝えられた。そんなことから会場いっぱいの受講者があるのではないかと期待した。
 ところが蓋を開けてみると受講者は36名だった。過去の福祉講座の平均を上回る受講者数だが、期待した人数をかなり下回った。それでも担当地区の受講者は16名と対象の6地区全体の4割を超えた。全戸配布のチラシで案内したものの他地区との比較で口コミの威力をあらためて思い知った。
 2部構成の講座だった。第1部は福祉ネット役員でもある地域包括支援センターの武藤センター長から「認知症発症時等の介護保険手続」をテーマに話してもらった。認知症についての概要、症状、支援の在り方等の解説の後、介護保険の認定手続きや介護サービスの利用の仕方等を具体的に分かりやすく説明してもらった。
 第2部は福祉ネットのアドバイザーでもある「おかざきクリニック院長」の岡崎医師である。在宅医としての経験を活かして「自宅での看取りと緩和治療」をテーマに在宅医療という選択肢についての解説や在宅緩和ケアの現状が紹介された。「在宅緩和医療を続ける中でレスパイト(家族の休憩ケア)や看取りのために緩和ケア病棟に入院することもあって良い。入院は決して負け戦ではない」「緩和ケアとは患者本人だけでなく介護家族も含めたけあである」等、何件もの在宅看取りの経験者ならではのメッセージが印象的だった。
 合わせて1時間40分ほどの講演後には会場から質問が相次いだ。それぞれに差し迫った在宅医療や介護認定問題に関わる突っ込んだ質問だった。お二人の講師からそれぞれの専門分野ごとに的確に回答してもらった。
 最後に主催者を代表して「今後も引続き同様のテーマでの講座を開催し、在宅医療の地域レベルの情報共有を通じて在宅ケア環境の底上げをはかりたい」と締めくくった。

 



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久々の男の料理塾”さわらのみぞれあん”

 4カ月ぶりにコープサークルの「男の料理塾」があった。今回参加者の8名でその内6名がオヤジ会メンバーだった。400円という格安会費を払って受付を済ませ頭に三角巾、身にエプロンを纏ってスタンバイ。
 講師のサークル代表の指導が始まる。参加者とほぼ同数の主婦スタッフたちによって事前に食材が整えられすぐにも調理にかかれる。
 まずはひじきサラダの調理である。人参、きゅうり、油揚げの千切りにかかる。ドレッシングづくりを指導され、水に戻したひじきと一緒に混ぜ合わせる。
 続いてけんちん汁。鍋で鶏肉を油炒めし、大根、人参をイチョウ切りし、輪切りの里芋、ささがきの牛蒡を一緒に鍋に加えて炒める。調味料で味付け済みの出し汁を加え野菜が柔らかくなるまで煮る。
 メインディッシュはさわらのみぞれあんである。さわらや人参、かぼちゃは既に切り身で準備されている。大根おろしのすりおろしがオヤジたちのもっぱらの担当。さわらをかたくり粉でまぶして揚げ、野菜は素揚げする。出しを温め大根おろしを加えて煮立ちしてさわらを入れてからめる。お皿にそれぞれを盛り付け三つ葉を散らし揚げ野菜を添える。
 10時半開始の調理実習が12時10分頃にようやく盛り付けが始まった。午後の市社協地区代表者会議に参加するには12時33分の下山口バス停発のやまなみバスに乗車しなければならない。その事情を事前に代表にお願いして盛り付けが始まったばかりの料理を先に戴いた。25分頃には慌ただしく会場を後にした。

 



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講座「さくらやまなみ 文学・ドラマ街道」

 西宮文学案内春季講座のひとつ「さくらやまなみ 文学・ドラマ街道」を受講した。これまで会場は全て南部だったが、今回初めて講演テーマでもあるさくらやまなみバスゆかりの山口ホールで開催された。講師は西宮市出身の文化プロデューサー・河内厚郎氏である。
 企画者のひとりである知人から山口で初めてのこの講座を開催するについて受講者呼びかけの協力を依頼された。私の公民館講座受講者やオヤジ会を中心にメールやチラシ配布で声掛けした。240名収容の会場には半数以上の受講者があり盛況の部類と思われた。
 講演内容はさくらやまなみバスの路線沿いの地域にまつわる文学ゆかりの史跡や作家の案内だった。講師の西宮文学に関わる深い造詣がいかんなく発揮され、何気なく乗車していたやまなみバスの車窓の風景の数々に様々なドラマがあることを教えられた。

 



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久々の男の料理塾でアジの三枚おろしを実習

 昨年11月以来の久々の五回目の「男の料理塾」が開催された。今回から世話役はちょい呑みオヤジ会のメンバーのおひとりにお願いした。10時25分頃に会場のコープのお店の組合員集会室に行くと、世話役さんがちゃんと受付をして頂いている。参加者9名の内7名がオヤジ会メンバーだった。
 今回は食品メーカー協賛商品のパン粉、パンケーキ、オリーブオイル、ヘルシーオイルを使ったメニューだった。アジのパン粉焼き、すり身と豆腐のパン粉揚げ、トマトスープ、オリーブオイルの香りの豆ご飯、しょうがご飯、ニンジンとパセリのパンケーキなどである。
 今回初めてあじの3枚おろしの全工程に挑戦した。うろこを取って胸ヒレの下から頭を落とす。内臓を抜いて水洗い。下身と中骨の間の上から包丁を入れ尾っぽまで切れ目を入れる。180度回転させて背中を手前にし尾っぽから切れ目を入れる。尾の部分に包丁を突き刺しゆっくり包丁を進めて下身を切り離す。同じ要領で上身を切り離して中骨を分ける。下身、中骨、上身と三枚に切り分けるので三枚おろしというわけだ。最初の下身の切り分けに失敗した。中骨にかなり身をつけたまま包丁を入れていた。たっぷり身のついた中骨に再度包丁を入れ結果的に四枚おろしになってしまった。
 三枚おろしに時間がかかり調理を終えたのはいつもより30分遅い12時半だった。揚げ物のメインディッシュにデザート、トマトスープ、しょうがご飯、豆ご飯のおにぎりといつも通りのボリュウム満点の手づくりランチで空腹を満たした。皿洗いや会場片付けを終えて定刻の1時には料理塾を終えた。

 



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今回の料理塾は「鶏肉のハーブカツレツ」

  4回目のコープサークル「男の料理塾」に行ってきた。今回はオヤジ会からの6人の参加に主宰者声かけのお1人と合わせて7名が受講した。指導の女性陣は主宰者を含めて7人と同数で、主宰者には申し訳ない受講者数だった。
 今回も多彩な献立が準備された。メインの鶏肉のハーブカツレツにシャキシャキサラダ、玉ねぎ丸ごと焼き、ホワイトスープにデザートの淡雪クッキー、コーヒーゼリーと6品である。これだけの料理を楽しく作って食べられて400円の会費なのだから何ともありがたい塾である。
 実習はデザートから始まった。淡雪クッキーがいとも簡単に自宅でできる。コーヒーゼリーにはアガーというゼラチンと寒天の中間の食感になる材料が使われた。シャキシャキサラダの素材の野菜やホワイトスープの具材を細くせん切りした。切り方にもいろいろあるものだ。最後にメインディッシュの鶏肉の調理に加わった。皮を取り除いた鶏肉をそぎ切りにしてラップの上から麺棒で叩いて薄くのばして塩コショウをする。小麦粉、溶き卵、粉チーズを混ぜたパン粉の順に衣をつける。フライパンにオリーブオイル熱しバターを加えて溶かし衣のついた鶏肉をきつね色になるまでこんがり焼く。これらの手順を受講者たちが手分けした。
 12時ちょうどにすべての調理を終えた品々が盛り付けられてテーブルに並んだ。二つのテーブルでスタッフも交えた昼食が始まった。出来立ての調理に関わった料理を美味しくいただいた。
 昼食後に来年度の「男の料理塾」の日程について一同で協議した。年三回、5月、9月、1月の第3金曜日で固まった。オヤジ会の料理塾バージョンが引き続き継続されることになった。

 



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医療関係者たちの素人「終活劇」

 つどい場”あん”で神戸市北区の訪問看護センター勤務の看護師さんから興味深いイベントを紹介された。北区の在宅医療・介護連携支援センター主催で北神区民センター(ありまホール)で「終活劇」が上演されるという。出演者や製作スタッフは全てセンターに所属する現役の医療・介護の関係者である。
 その「終活劇」を家内と一緒に観劇してきた。2時の開演前のありまホールは立見席が出るほどで定員500名を超える盛況だった。4幕にプロローグとエピローグのついた2時間もの本格的な舞台だった。出演者45名は開業医、歯科医師、看護師、ケアマネ、薬剤師、社会福祉士、社協職員に現職の葬祭業ディレクター、警察官、消防署救急隊員なども加わっている。8月からの特訓で上演にまでこぎつけたという。当然ながら演技はお世辞にも上手とは言えない。中には堂々とカンニングペーパーを見ながらのせりふを読む強者もいる。それはそれで観客を沸かせている。脚本はなかなかのもので随所に笑いネタも折り込んで舞台を盛り上げている。素人演劇でもあり上演中の写真撮影もOKということでスマホ写真を遠慮なく撮らせてもらった。
 演技の出来栄えは別にしても上演テーマはシリアスで考えさせられるものだった。エンディングノートの重要性、安心シート(安心キットの神戸市版)のPR、救急隊の救急現場の実態、多死社会での病院看取りの困難さ、自宅看取りの心構え、訪問診療の一日、訪問歯科診療の事例と自分で食べられることの大切さ、終末期に本人の意に反して救急車を呼ぶことの問題点、在宅死で警察が関与する事例、リビングウイル、終活についての家族会議等々である。
 大いに笑い、大いに考えさせられた。帰路の車中で家内と子どもたち家族も加わった我が家の家族会議の在り方などを語り合った。

 



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男の料理塾「塩さばの甘酢あんかけ」

 3回目のコープサークル「男の料理塾」があった。今回はオヤジ会からはメンバーの所用が重なり5人の参加だった。主宰者の声かけで別に5人の参加があり合わせて10名の受講者だった。
 今回は主宰者の手配でコープこうべ家庭料理研究会の講師を招いての開催だった。二つのテーブルに分かれてオヤジたちがエプロンと三角巾姿で着席した。講師のメニュー紹介とレシピの解説が始まった。
 今回のメニューは「塩さばの甘酢あんかけ」「小松菜のみどり和え」「田楽なべ」「がんづき(蒸しパン)」と相変わらず多彩だ。講師がそれぞれのメニューを説明しながら巧みに調理していく。受講生たちは調理台の真上に斜めに設置された大きな鏡でその手許を見つめながら講師の調理の様子を追っていく。
 一通りの調理の説明を終えて、各テーブルごとに調理実習が始まった。今回も数人の主婦の皆さんのサポートを受け、下拵えの済んだ素材をカットしたり、お鍋やフライパンに入れて味付けしたり、出来上がった料理をお皿や鉢に盛り付けたりと忙しい。オジサンたちも意欲的に挑戦している。30分ばかりのクッキングで各テーブルには見事な4品が並んだ。
 出来上った料理をいただく。各テーブルには講師陣も着席し調理にまつわる様々な懇談を交わした。ひとり住まいの70代後半のメンバーの積極的な質問が目を引いた。大病の後の退院後の食事療法には人一倍気を使っておられるようだ。自身でやるしかない身で調理には誰よりも前向きだった。つくづく心構えの違いを思い知らされた。自身にどこか真剣みが足りないのは、夫婦二人の生活で食生活のほとんどを家内に委ねていることに起因する。場合によっては家内に先立たれるというケースもありうる。目の前の意欲的なオジサンの姿勢を見習わねばならないと再認識した料理塾でもあった。

 



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明日香 亮
プロフィール
山口は豊かな自然と歴史や伝統に育まれた街である。散歩道で目にする四季折々の風景や風物詩を綴ってみたい。
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