山口を歩く

サブURL(このURLからもアクセスできます):http://nishinomiya.areablog.jp/yamaguti-sanpo

NHKスペシャル「ミッシングワーカー」

 NHKスペシャル「ミッシングワーカー」を観た。ミッシングワーカー(消えた労働者)とは、独身、非正規、介護等の働けなくなるリスクを抱えて働くことをあきらめた40代、50代の中高年のことを言うようだ。彼らは求職活動をしていないため、雇用統計上の「失業者」に反映されず、労働市場から“消えた”状態となっている。日本では、40代・50代の「失業者」数は72万人だが、失業率に反映されない「ミッシング・ワーカー」はこれを大幅に上回り、103万人と推定されている。
 番組は、三人の「ミッシング・ワーカー」の実態に密着取材をしながら解決の糸口を探る形で展開される。親の介護をきっかけに離職し、親の年金や貯金で食いつなぎながら介護を続ける現実がうつされ、親亡き後も働く意欲や環境を失ったまま漂っている。子のひきこもりと親の高齢化で孤立化・貧困化する「8050(はちまるごーまる)問題」がオーバーラップする。
 観終えて暗澹たる気分が襲ってくる。日本の貧困化はここまで深刻になっているのかと思い知らされる。5年半に及ぶ経済至上主義の安倍政権がもたらした現実にほかならない。番組では解決の糸口の事例の一端に民生委員や地区社協の活動も紹介される。ただそれはいかにもささやかで抜本的な対応にほど遠いものである。問題の所在は今日の日本社会の構造の歪みにあり、その点に切り込んだ政治改革しかない。

 




goodポイント: 0ポイント

このポストをお気に入りに追加 0人がお気に入り登録中
このポストのURL http://nishinomiya.areablog.jp/blog/1000061331/p11744115c.html
映画・TV番組評 | コメント( 0 ) | トラックバック( 0)
名前   削除用パス  
コメント
※入力可能文字数は1000文字です

■同じテーマの最新記事
大人になった娘への変わらぬ母心
朝ドラ「半分、青い。」が乗ってきた!
関口祐加監督「毎日がアルツハイマー1・2」
このブログトップページへ
明日香 亮イメージ
明日香 亮
プロフィール
山口は豊かな自然と歴史や伝統に育まれた街である。散歩道で目にする四季折々の風景や風物詩を綴ってみたい。
前年  2018年 皆勤賞獲得月 翌年
前の年へ 2018年 次の年へ 前の月へ 6月 次の月へ
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
今日 合計
ビュー 50 783214
コメント 0 1337
お気に入り 0 12

QRコード [使い方]

このブログに携帯でアクセス!

>>URLをメールで送信<<

お気に入りリスト

おすすめリンク