山口を歩く

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地元在宅医さんとの懇談

 福祉ネットのアドバイザーでもある地元在宅医さんと昼食をご一緒しながら1時間半ばかり懇談した。
 9月3日の福祉フォーラムにも参加していただき、講師の川崎医師とも名刺交換とちょっとした交流をして頂いた。懇談の目的はフォーラムの受講者アンケートにもあったこの地域での医療連携である。緊急時の代替機能は神戸市北区の在宅医との連携があるとのこと。また宝塚、三田、神戸市北区の病院との日常的な連携もとれているとのこと。
 他方で福祉ネットの高齢者ケアや在宅ケアに向けた対応は他の地域にない先進的な取組みで在宅医の立場からも評価しているとのこと。そんな状況も含めてこの地域の在宅医療の環境は比較的整っているのではないか。あとはそれらの環境をどのようにネットワーク化できるかということではないかと指摘された。
 次のような話も伺った。「在宅ケアは最終的には家族力にかかっている。介護の始まりから終末期の看取りに至るまで介護者家族がどこまで本人に寄り添えるか。その覚悟が問われる。こんな事例があった。永い介護の果てに終末期を迎えた男性の元を永い間見舞っていなかった遠方の娘がやってきた。元気な父親の姿しか覚えのない娘が変わり果てた父親をみて泣き叫びながら緊急入院を迫った。介護者は自宅で平穏な死を迎える手筈を本人も交えて確認していた。にもかかわらず突然やってきた遠方の娘の感情的な意向に抗しきれなかった。結局男性はその2日後に自宅での死を迎えることなく病院で亡くなった」。家族力の意味について示唆に富んだ話だった。



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明日香 亮
プロフィール
山口は豊かな自然と歴史や伝統に育まれた街である。散歩道で目にする四季折々の風景や風物詩を綴ってみたい。
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