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花器の繕いがようやく完了 その3

一応花器の外観上は繕いは完了しましたが、この後は水漏れの確認です。

重い花器に水をいっぱい張って、水漏れ箇所の確認です。

たらたらとトラブルのあった箇所周辺から水が漏れてきます。

いったん花器を乾燥させて、今度はその水漏れ箇所をトーチで温めてアラルダイトを充填していきます。

同じ作業を3回ほど繰り返して、だんだん水漏れ箇所を減らして、最後には全く水漏れが無いのを確認です。

この作業に数日かかりましたね。
この間に、周りとの色合わせを更に施して。

これが最後の完成形です。


キノコの傘の部分も、周りとあまり違和感がないようになりましたね。


トンボの部分もいい仕上がりで。


修復に11日間を要しました。

この修復を終えた実物を丹文窯の大西雅文さんにも是非見てもらいたいものですね。



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花器の繕いがようやく完了 その1

丹文窯で再焼成してもらった立杭焼の花器。
ようやく繕いが完了しました。

出来るだけの繕いを施して、水漏れも全くない状態で出番を待つだけです。


丹文窯から持ち帰った時(5月9日)の様子です。

大きな亀裂が。

もう1箇所トンボの貼付け周りにも亀裂が入っていました。


底はこんな状態です。

これを完璧に繕うのです。

闘志がわいてきますね。


先ずは底から、アラルダイトに地の粉を混ぜたものを充填です。

ここで役に立つのが湿布薬のプラスチックです。

綺麗な仕上がりになります。


そして、キノコの貼り付けの周りの大きな亀裂の充填です。

キノコの傘の部分も剥がれ落ちてしまっています。


その上側部分です。

接着剤の充填時には、この様にドライヤーとかトーチを使って温めて、接着剤が滑らかに内部に浸透するようにします。


更にその上の部分へ。


翌日になって、トンボの側の手入れです。

ここの亀裂も結構大きいですね。


そしてキノコの側はすでに固まっているので、もう一度盛り上げて。


キノコの傘の部分の復元もスタートです。


上側も再度盛り上げて。


その2に続く。




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娘の繕い

家に帰ってきていた次女が、繕いを。

鍵を入れたりするのに使っているそうですが、私の古い作品です。

結構割れていましたが、私のアドバイスを少し聞きながらやり終えました。
接着を終えた後の漆は、食器として使わないので、「新うるし」の白で。
私が一番強調したのが、漆の線引きに使った面相筆のあと始末です。
面相筆は高いので。

家にいればもっといろいろと教えてあげられるのに。



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お父様が作られた古い作品を愛用なさってるなんてね。
5月3日がお嬢様のお誕生日ですって♪私と同じです!

[ やっこちゃん ] 2017/05/07 21:39:00 [ 削除 ] [ 通報 ]

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妻の繕いの様子

妻が友人から依頼された繕いにチャレンジ。

一応手順をマスターしていますので、私は見守りで。

口辺部に欠けた部分があります。
アラルダイトと地の粉を混ぜたものでベースを整えて固めた後です。
剃刀で余分な部分を削っている様子です。


そのあと、黒艶漆を塗って銀粉(丸粉)を蒔いて、2回の粉固めの処理を終えた後の様子です。
1週間ぐらいたっていますかね。

木綿での磨きを終えて、いよいよ最後の鯛の牙で磨いているところです。

この品物は家で使っている私の作品です。
トラブルが無いように使ってほしいものですね。


二つの品物の繕いが完了です。

上出来ですね。



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ついでの繕い

いろいろと繕いものをしていると、妻がこれもお願いねと出してきました。
見たことがあるなと思っていると、それはあなたのものですよなんて言われてしまいました。


アラルダイトだけで接着です。


セロテープで固定して。


そして、翌日にははみ出したアラルダイトを剃刀刃で取り除いて完了です。

接着箇所は分かりませんね。

この笛、高音でとてもいい音がします。

山仕事での作業の休憩や終了時の合図に、今度から使いましょうかね。



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たくさんの金繕い その5(ラスト)

あと一つ手入れが残っていたものです。

銀の丸粉仕上げですので、粉固めの工程が加わっています。

先ずは木綿でしっかりと磨いて。
このあと、鯛の牙で仕上げるのですが、超細かい水ペーパを最近使っているので、それで磨くことにしました。


10000番というミクロな水ペーパです。

これを使うのであれば、木綿での磨き入りませんでしたね。


鯛の牙での磨きの工程です。

この鯛の牙、今回制作したものです。


完了です。


これでお二人からの依頼の品はすべて完了です。



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たくさんの繕い その4

たくさんの繕いもほぼ終了です。
最後の仕上げに取り掛かっています。

龍の置物を綺麗にして。

うーん、もう少しやり直したいと。


「新うるし」の本透明を使って、再度金の消粉を蒔いて調整です。


完成です。

金の消粉の仕上げは真綿で表面を整えるだけです。

金彩を使っている品物ですので、やはり消粉の光沢が似合っていますね。

この品物、とても高価だと聞いていましたが、次女が調べてくれて、ベルギーの磁器の産地ヘレンドという著名なのものだと分かりました。


立杭焼のぐい吞み、銀の丸粉を蒔いたところを整えて。


この後は、粉固めの工程となります。

生漆をテレピンで薄めたものを塗って。

この工程を今回は2回繰り返しています。

目下、乾燥中。


仕上がりまでもう少しかかりますね。


口辺に少し欠けた部分があったもの、ベースを整えた後、黒艶漆を塗って完了です。


そして厄介だった急須。

完成です。


細部を見てみましょう。

蓋の取っ手の部分。

元の位置が分からず苦労しましたが、少しベースを盛り上げて。


注ぎ口の欠けた部分も盛り上げて。


4つの欠けた部分があって、木っ端みじんだった取っ手も完成です。

手を入れた時に違和感がないように、サンドペーパーでも磨いています。

我ながらいい仕上がりだと思います。

丹波焼の品物が完成すれば、いよいよ引き渡しですね。


続きます。あともう少し。



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たくさんの金繕い その3

金繕いの次の段階です。

ベースができた部分に黒艶漆を塗って。
蓋の取っ手の部分。


今回プラスチック板をこんな風に使って。

お初です。

これなら後は捨てるだけで簡単ですね。


口の欠けた部分にも。


そして大変だった持ち手の部分です。


それから、この釉薬のムラの部分にも黒艶漆を置いて見栄えよく。

この急須は、このあと漆を乾燥させるだけで終了となりますね。


そして、丹波焼のぐい飲みにも。


こんな風にすると筆を綺麗にするのも容易ですね。


この龍の置物には白漆を


そして、金彩の部分と合わせたいので、消粉を使いました。

置きものですので、丸粉を使わなくても大丈夫ですね。

消粉は容易。

このあと、真綿で磨くだけでいいのですから。


このぐい飲みの黒艶漆の部分には銀の丸粉(3号)をたっぷりと蒔いて。

こちらの方は、この後もいろいろと工程があります。


続きます。



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たくさんの金繕い その2

金繕いの続きです。

アラルダイトと地の粉でのベースづくり、1日たって固まった後の作業です。
カッターナイフやヤスリなどを使って整形です。


こんな風にベースができて。


丹波焼の酒盃の方は、特別目の細かいペーパー(10000番)で仕上げています。


こんな風に仕上がって。


内側です。

真ん中の接合面は判らないぐらいですね。

右端の欠けた部分は、もう少し盛り上げましよう。


龍の置物、うんと注意したのですが、少しずれてしまっています。

残念ですが、何とか補正しましょう。


とても高価な品物と伺っていますので、参考までにこの部分の写真も撮って。

書かれている内容は今のところさっぱり判りませんが。


益子焼の急須の取っ手の部分、少しずれのある部分などに盛り上げの修正を加えて。

蓋の部分も修正を加えています。


丹波焼の欠けた部分も盛り上げて。


龍の置物も修正を加えました。


それから、最終の磨きの工程に使う鯛の牙、持ち手との接着面を糸で補強して、これで丈夫になりましたね。


まだ、続きます。

私は繕いの工程を、関心のある方のためにすべてオープンにしていますので、詳しいですがよろしく。



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たくさんの金繕い その1

西宮のお二人から依頼された繕いの品物に取り掛かりました。

先ずはこの2点が、どなたかが接着剤で補修しようとしたものなので、その接着剤を剥がすところからスタートです。

こうやって熱湯の中で結構長い時間をかけてボイルして剥がすのですが、結局この2点、接着剤は取れたように思いますが、なぜか断面はピッタリとあわさりませんでした。
初心者の方がいろいろと試みたので、何かあるのでしょうかね。


さあ、スタートですね。
下駄さんが壊れた取っ手の断片を見て、「そんなの直るの」と驚いていましたが、直さないとね。
4点が取っ手の部品で、あとの二つは丹波焼の方です。


金粉や銀粉を蒔いた最後の工程で磨きをかける鯛の牙、あげたい人がいますのでアラルダイトを使ってついでに制作です。


繕い本体の方です。

先ずは簡単な口辺にほころびがある個所の修復です。

アラルダイトと地の粉を混ぜたもので。


厄介な取っ手の部分にも取り掛かります。
セロテープで固定しながら。


一応こんな形でOKですね。
段階を踏まないといけないかなと思っていたのですが、一気に仕上げてしまいましたね。


注ぎ口も少し欠けていましたので、盛り上げて修復

もう一つの丹波焼の小さな品、ぐい飲みでしょうか。
これも一気に接着して二つの断片を収めてしまいました。


そして、もう一つは下駄さんの友人からの依頼品の龍の置物。

どうしても断面がピタリと収まりません。

でも、セロテープを沢山巻き付けて固定して。


こちらは磁器ですので、小麦粉をアラルダイトに混ぜるのですが、丁度強力粉を切らしていて、シッカロールを使いました。


これと同様に、急須の蓋の持ち手の部分もぴったりとは収まりませんので、困りましたね。随分時間をかけてピッタリとくる部分を探したのですが。


さあ、初日はここまでですね。

鯛の牙も固まるまで安定させないといけないので、セロテープで貼りつけて姿勢を保持。

他にキノコグッズで金具がついていないものが2点ありましたので、ついでの作業として、ループタイの金具をアラルダイトで接着していてます。


この段階で、食堂の方のテーブルにすべてを移して、接着剤が固まるまでに数時間以上(12時間タイプ)要しますので、ずっとテレビを見ながらズレなどが生じないように起きている間見守り続けます。

たくさんの繕いですね。


その2に続く。



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たくじろう
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退職後、毎日趣味に生きています
陶芸・金繕い、森林(山仕事)ボランティア=森林インストラクター
キノコ観察・山菜・植物
立ち呑みなどの飲み屋めぐり・日本酒
弓道、バイクなどなど 尼崎在住
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