阪急沿線文学散歩

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三宮一貫楼も登場する『最後の晩ごはん』おにいさんとホットケーキ

 椹野道流『最後の晩ごはん』の3作目、「おにいさんとホットケーキ」では、主人公五十嵐海里の兄一憲の婚約者賢木奈津が登場し、兄弟の和解に大きな役割を演じます。


 奈津は業平町に住み、県立芦屋高校のすぐ近くの動物病院に勤めているという設定。


調べてみると、県立芦谷高校のすぐ近くには、「みや動物病院」があり、口コミでは評判のいい動物病院です。

椹野道流さんは、Twitterでは猫を2匹飼われているようなので、この病院をご存じなのかもしれません。

 海里が奈津を誘ってでかけたのは三宮一貫楼。私も一貫楼の豚まんは大好き。

<JR元町駅のすぐ近く、通りに面する店の中では、職人が鮮やかな手つきで豚まんを包んでいるところをガラス越しに見ることができる。週末ということもあり、店の前には豚まんを求める人々の長い列が出来ていたが、店内の席はまだそれほど混みあっておらず、二人は一階の窓際の席に落ち着いた。>

一貫楼のエビ入り玉子めしも外せないようです。
<メニューを眺め、長い相談の末に決めたオーダーは、本家本元の味を確かめるべくエビ入り玉子めし。それから揚げワンタン野菜あんかけ、冷菜盛り合わせ、焼豚、それに豚まん一つを半分こ、であった。>

豚まんの味はこんな風に説明。
<さっそく熱々の豚まんを半分に割り、からしを少しつけて頬張った二人は、ほぼ同時に満足の声を上げた。「んー、美味しい!」「旨っ。タマネギ、やっぱ甘い」ふわっとした皮の中には、豚肉とタマネギがぎっしり詰まっている。大きめに刻んだタマネギの甘みが豚肉の脂に馴染み、実に優しく豊かな味である。>

 第二話に引き続き、この第三話でも夏神の衝撃の過去がさらに詳しく語られます。
<店の外で海里を待っていた夏神は、目の前の道路を渡った先の芦屋川へ足を向けた。普段の水量は決して多くないが、雨天時は山から大量の水が流れてくるため、河川敷を広く取ってあるのが芦屋川の特徴である。
 日頃は遊歩道になっているその河川敷を山のほうへ向かってゆっくり歩きながら、夏神はしょぼくれた顔で隣を歩く海里の顔をチラリと見た。>

この河川敷を歩きながら壮烈な夏神の過去が語られるのです。
この後、奈津が交通事故にあい、意識を失い、ハラハラドキドキが続きます。



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ニューヨークで大人気という朝食を探りにサラベス大阪店へ

 2015年4月に西日本初出店という「サラベス大阪店」、ホームページを見ると、
<活気溢れるニューヨークの朝、店頭から伸びる行列は、マンハッタンの風物詩となり、レストラン格付けガイドブックザガット・サーベイでは「ニューヨークNO.1デザートレストラン」、「ニューヨークでブランチを食べたいレストラン」にも選出され、「New York Magazine」では "文句なしのニューヨークの朝ごはんの女王" と形容されました。>
と書かれており、どんなものかと日曜日の朝に梅田に出かけました。

9時半ごろ到着しましたが、約25分待ちで店内に。

オーダーしたのはサラベスの人気メニュー「クラシックエッグベネディクト」と「フラッフィーフレンチトースト」。
シェアー用の小皿とナイフ、フォークなども卒なく持ってきてくれました。

クラシックエッグベネディクトを半分に切ると、半熟の玉子がとろけでててきます。玉子の美味しさとベーコンを焼いた芳ばしさがミックスされ、さすがサラベスさんの人気メニューです。

オーガニックメープルシロップのついたフレンチトーストも見た目よりは甘さ控えめですが、アメリカ生まれでボリューミーでもありました。

店内のインテリアも落ち着いています。

 さてホテルの朝食に近い価格設定のコストパフォーマンスですが、料理の味などは満足できるものの、店内の狭さが値段の割に残念でした。

(人のいない店内写真はホームページより)

もう少しゆったりとしたテーブル配置なら、ゆっくりおいしいいブランチを楽しめたのですが。

 本来のニューヨークはどんなレストランで、どんな価格設定になっているのかと、調べてみました。
 
メニューはニューヨークの方が豊富でしたが、
CLASSIC EGGS BENEDICT*Canadian bacon, hollandaise, peppers, chives 19.5
クラシックエッグベネディクトは$19.5
SWEET BREAKFAST 19
Doerfler Family Farm Pure Organic Maple Syrup
FAT & FLUFFY FRENCH TOAST strawberries, bananas
フラッフィーフレンチトーストは$19
いずれも1750円程度
消費税は同じくらいとしても、チップが15%程度必要ですから、3割程度ニューヨークの方が割高です。

店の様子はどうなのかとホームページで見てみました。

In 1981, Sarabeth and Bill Levine opened a tiny bakery-kitchen to make and sell her preserves and baked goods.
1981年の1号店は最初ベーカリーだったようですが、暫くしてテーブル席が設けられたようです。

ホームぺージの店内写真は大阪より広そうでしたが、ブログを見た限り、ニューヨークの店内もそれほど広くさなそうです。


 ニューヨークのブログを読むと、食材を地域の農場から仕入れていることや、オーガニックもあること、サービスが行き届いていること、リーズナブルな価格であるなどと、絶賛しているのが多くありました。

1943年 ニューヨーク市に生まれたサラベス・レヴィーンさん。

料理の本も出版されています。

 帰ってきてから、色々調べ上げたあげく、これが国際標準のリーズナブルな価格でおいしい朝食かと、とりあえず納得しました。


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『涼宮ハルヒの憂鬱』第8話笹の葉ラプソディで西宮市立大社中学が登場

 NHK−BSで再放送されている『涼宮ハルヒの憂鬱』の第8話「笹の葉ラプソディ」でキョンは3年前の世界にタイムスリップ。


 朝比奈ミクルを背負って、甲陽園駅近くの公園から、大社中学に向かいます。



(上の航空写真の矢印の位置が大社中学裏門)

 そこで出会うのが、裏門をよじ登り中に入ろうとする3年前の中学1年の涼宮ハルヒ。

中学の名前は東中学となっていますが、明らかに大社中学です。

 校庭にキョンがハルヒの命令で訳の分からない文字を書いています

月曜の朝礼や運動会が催された懐かしい運動場です。

特徴ある大社中学のヒナ段も登場していました。

まさか卒業してから〇十年後にアニメに登場するとは思ってもみませんでした。



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谷川流 | コメント( 2 ) | トラックバック( 0)

seitaroさんは大社中出身なのですね☆

[ ぷりんまろ ] 2017/05/27 20:28:15 [ 削除 ] [ 通報 ]

実はそうなんです。それが涼宮ハルヒファンになってしまった一因なのです。

[ seitaro ] 2017/05/27 20:33:00 [ 削除 ] [ 通報 ]

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今村さんの『触媒のうた』喫茶輪でいただいて参りました

 喫茶・輪の今村さんが、月刊KOBECCOに連載されていた「触媒のうた」が単行本として神戸新聞総合出版センターから刊行されました。まだ店頭には並んでいないようですが、喫茶・輪を訪ねれば購入できます。

 帯には、<日本近代文学史の「生き字引」が語る博覧強記の文学談義>と書かれており、御年95歳の宮崎修二郎氏の、今なお衰えを知らない頭脳の明晰さがうかがえます。

 何度かKOBECCOの立ち読みで今村さんのエッセイを読ませていただきましたが、「宮崎修二郎翁の文学史秘話」と副題がつけられたエッセイを、このように単行本にしていただくと、文学散歩には大変重宝いたします。

「触媒のうた」の意味については最後の章で解説されていました。
<宮崎翁がまだ十七、八歳の若き日、“触媒”についての講義を聞き、「自分はこれだ、これで行こう。人間は偉くならなくったっていいじゃないか、人のお役に立てればいいじゃないか、と思うようになりました」>と、名声を求めず人と人とをつなぐ触媒に徹しようと決意され、その姿勢が今も変わらず続いていることが紹介されています。
 そして今村さんは、<しかし、わたしが「喫茶・輪」で徒然にお聞きした話には、翁が関わられた文学上の秘話がたくさんあった。これはのこしておかなくてはならないと思ったのである。それがこの連載「触媒のうた」になったわけだ。>と述べられているのです。
文学上の秘話、これから読ませていただくのが楽しみです。

「あとがき」には今村欣史氏と宮崎修二郎翁の出会いについても説明されています。

そのなかに、今村さんの「喫茶・輪」という詩(上の写真)に関わる感動的なお話がそえられていました。今村さんのお人柄がにじみ出ています。



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今津 | コメント( 2 ) | トラックバック( 0)

お読みいただけること、うれしいです。よろしくお願いいたします。

[ akaru ] 2017/05/27 19:27:33 [ 削除 ] [ 通報 ]

久しぶりに訪ねて、楽しく興味あるお話を伺うことができました。これからゆっくり読ませていただきます。
パソコンなおったようで、よかったです。

[ seitaro ] 2017/05/27 20:12:35 [ 削除 ] [ 通報 ]

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遠藤周作と夙川カトリック教会聖堂の正面に戻された聖テレジアの像

 先日、テレマン・アンサンブルのチャリティ・コンサートで夙川カトリック教会の聖堂に入らせていただきました。

 これまでと違った、優しさにあふれた聖堂の印象。何故かというと聖堂の正面に、以前は告解室の隣にあったリジューの幼きイエズスの聖テレジアの像が正面のアルコーブに移されていたからです。


 以前は正面のアルコーブには十字架に架けられたイエス・キリストの像がありました。
 コンサートに先立って、梅原神父のご挨拶があり、聖テレジアの像についての説明がありましたが、遠藤周作ファンでもある私には、この教会で洗礼を受けた彼が、『沈黙』をはじめとする小説のテーマにしてきたキリスト教への思いが実現されたような不思議な感覚で、しばらく聖テレジアの像を見つめていました。

 たとえば、新潮社から出版された遠藤周作『母なるもの』は次のように紹介されています。
<裏切り者や背教者、弱者や罪人にも救いはあるか? というテーマを追求する作者が、裁き罰する父なる神に対して、優しく許す“母なるもの”を宗教の中に求める日本人の精神の志向を、自身の母性への憧憬、信仰の軌跡と重ねあわせて、見事に結晶させた作品集。>
 また、『沈黙』でも描かれているように、西洋人にとっての神は、父なる神、正義の神、そして、愛の神であり、キリストを否む踏絵を踏むことなど決して許されるものではないのです。


 しかし、遠藤の描くイエスは、あくまでも慈愛に満ちた、罪を犯す人の弱さをもすっぽり包み込む母なる神の像なのです。
そのようなことを考えながら聖テレジアの像を眺めていました。

 夙川カトリック教会のホームぺージを見ると、夙川カトリック教会月報の巻頭言が掲載されており、その3月号で、コーナン ミシェル 神父が聖テレジアの像がアルコーブに戻された経緯などを述べられていました。
http://shukugawac.exblog.jp/26457479/


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夙川カトリック教会でテレマン・アンサンブルのチャリティコンサート

 夙川カトリック教会で5月21日(日)にバザーとともに、テレマン室内オーケストラによるチャリティコンサートが開催されました。


 I.J.プレイエルのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ハ長調から始まりましたが、今回は馴染みのある曲ばかり。

 延原武春氏の軽妙なおしゃべりと曲目紹介です。

ルロイ・アンダーソンのフィドル・ファドル、ジャズピチカート、ブルータンゴなども演奏いただき、さらに延原武春氏も演奏に加わったオーボエ・コーナーでは、星に願いを、浜辺の歌、初恋なども。

 前回はこの聖堂で、ヘンデルの「メサイア」をお聴きし、荘厳さにうたれましたが、今回は楽しい曲ばかりでした。

わずかばかりの献金をさせていただき、教会をあとにしました。楽しいひと時を、ありがとうございました。



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夙川カトリック教会聖堂地下ホールがブスケホールと名付けられていました

 夙川カトリック教会の地下ホールは、戦時中海軍療品廠となり、須賀敦子さんが薬の整理に従事した場所でもあります。


その部屋が、今年の3月に夙川カトリック教会の創立者であるブスケ神父の名をとって「ブスケホール」と命名されました。



 5月21日(日)には恒例のバザーと併せて、「シルベン・ブスケ師展」が開催されており、訪問いたしました。


ブスケ神父に関わる貴重な写真や資料、映像が大石輝一画伯が描いたブスケ神父像とともに展示されていました。

(上の写真は昨年夏芦屋市民センターギャラリーに展示されたブスケ神父像の前で)

 1943年北野教会の主任司祭を務めていたブスケ神父は憲兵に捕らえられ、3月に亡くなり、服部霊園に埋葬されていましたが、戦後満池谷墓地のキリスト教区に改葬されることになります。
 神父の死後6年を経て、1949年に信徒たちが神父の墓を掘り起こし、遺体を夙川教会に安置し、田口司教によるミサが捧げられた後に、満池谷墓地のキリスト教区に葬られたのです。

満池谷墓地キリスト教区のブスケ神父の墓所


その時の貴重な写真が展示されていました。

戦時中憲兵隊に連行され拷問を受けたメルシェ神父の姿も見えます。



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 ずっと気になっていた品川の洋食屋さん「つばめグリル」へ       

 久しぶりに品川で宿泊しましたので、以前から気になっていた「つばめグリル」に初めて入ってみました。


 
つばめという名前の由来は、昭和5年10月1日に東京駅を出発した“特急つばめ”にちなんだもので、その名を後世に残そうと、「つばめグリル」と命名されたそうです。


レストランに入るとすぐ目の下にキッチンが見えました。

食材いこだわり、製法にこだわった、いかにも老舗のプロの洋食屋さん。

接客もテーブルへの案内もしっかりしています。

まずはビットブルガー・プレミアム・ピルスと黒のケストリッツァー・シュヴァルツビアを注文して乾杯。

次に湯むきした丸ごとのトマトにチキンサラダを詰めたつばめグリルを代表するサラダというトマトのファルシーサラダを注文。

メインはやはり一番人気のハンブルグステーキ。
ビーフシチューとハンブルグステーキを組み合わせて包み焼にすることで、より旨味が凝縮されるそうです。

アルミホイルで包まれふっくらと膨らん運ばれてきました。
サイドディッシュのベークトポテトもホクホクです。

アルミホイルをフォークで開けるとそこにはビーフシチューと絡み合った熱々のハンバーグがでてきました。

ホテル並みの味とサービスで、値段は大衆食堂。大満足でした。



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東京 | コメント( 2 ) | トラックバック( 0)

大昔誰だったか年長者の方に連れて行ってもらってご馳走になった記憶があります。

[ せいさん ] 2017/05/21 21:40:37 [ 削除 ] [ 通報 ]

一人では、入りにくそうだったので前を通るだけだったのですが、今回訪れて、一人でビールを飲んでおられる方や、親子二人づれなど、常連さんも多く、雰囲気の良いお店でした。

[ seitaro ] 2017/05/22 5:05:02 [ 削除 ] [ 通報 ]

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堂島のパボーニで「味いちもんめ」の倉田よしみ 漫画・イラスト原画展

「味いちもんめ」の倉田よしみ 漫画・イラスト原画展が、大阪市北区堂島の「カーサ・ラ・パボーニ」にて開催中です。

期間:2017年5月16日(火)〜6月9日(金)


倉田よしみ氏は、ちばてつやのアシスタントを経て、1978年、「週刊少年サンデー」に掲載の『萌え出ずる…』でデビュー。

86年から「味いちもんめ」シリーズを漫画誌で連載、現在は「味いちもんめ〜にっぽん食紀行〜」を手がけられ、2013年から京都造形芸術大マンガ学科教授。神奈川県にお住まいとのことですが、大手前大学専任教授も務められており、西宮にも来られるとのこと。パボーニでお会いしてお話させていただきましたが、気取らない大変親しみの持てる方でした。





 京都新聞の「知と感性の異種格闘技」というコラムに、倉田よしみ氏と料亭「木乃婦」社長の高橋拓児氏との対談が掲載されていました。

そこで夢を持つ若者を導き、技術を伝える責任について、次のように述べられていました。

<倉田 40年以上前にちばてつや先生のところでアシスタントをしましたが、当時は誰も教えてくれず、見よう見まねで覚えた。>


<倉田 漫画制作を学ぶ学生も静かな子が多い。見えないところで努力すればもっとうまくなるのにと思うこともあります。今の漫画界は若い人を育てる体制ではなく、ある程度仕事ができる人を集める。僕がアシスタントの時代は周りを見て一つ一つ仕事を覚える余裕もあった。背景などを描く中で、これだけはほかの人に負けないようにと技術を磨いた。>


<倉田 うちは4人のアシスタントがいて、1回16ページを隔週で雑誌に連載中です。朝方まで描き続ける日々ですが、アドレナリンが出るのか、ずっと書いていたい気持ちになる。ペン先や鉛筆など道具にもこだわります。細部に完璧さを求めるので、完成はいつも締め切り間際。20時間以上起きていることもあり、息抜きにみんなで食事に行くこともある。>

一流の漫画家への道の厳しさが伝わってくる対談でした。


でも倉田教授の授業は学生には人気があるとのこと。人柄からでしょうか。




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BSでも紹介されていた国立新美術館のミュシャ展へ

 東京に所用があり、4月にBSプレミアム「華麗なるミュシャ 祖国への旅路 パリ・プラハ 二都物語」で紹介されていた国立新美術館の「ミュシャ展」に行ってきました。


 2017年は日本とチェコが国交を回復してから60周年を迎える年にあたるということで、ポスターにも書かれているように、超大作ミュシャの「スラヴ叙事詩」がチェコ国外では世界で初めて、全20点の公開が実現したようです。


 アルフォンス・ミュシャは、モラヴィア(現チェコ)に生まれ、ウィーンやミュンヘンを経て、27歳でパリに渡ります。

 34歳の時に、女優サラ・ベルナールのポスターを手がけ、成功し、華やかで洗練されたポスターや装飾パネルでよく知られています。


 私も「スラヴ叙事詩」については、テレビで知ったのですが、ミュシャは50歳で故郷のチェコに戻り、晩年の17年間を捧げて、古代から近代にいたるスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を巨大なカンヴァスに描いた20点の油彩画「スラヴ叙事詩」を完成させたそうです。

 初めての新国立美術館でしたが、さすが東京で、入場にも大変な行列に並ぶことになりました。


 普通は美術館や博物館では写真撮影が許されませんが、嬉しいことに数作品の写真撮影が許されているコーナーがありました。

「聖アトス山」

「ロシアの農奴制廃止」

「スラヴ民族の賛歌」

「スラヴ叙事詩」は、1960年代以降、モラヴィアのクルムロフ城にて夏期のみの公開で、ほとんど人の目に触れることはなく、その幻の傑作が、ようやく2012年にプラハ国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿で全作品が公開され、今回初めて国外で公開されることになったそうです。

 ミュシャ展では、《スラヴ叙事詩》のみならず、パリ時代のポスターやアクセサリー、チェコスロヴァキア時代の切手など、よく知られているミュシャの作品を見て回ることができました。



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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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