阪急沿線文学散歩

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早川茉莉編「エッセンス・オブ・久坂葉子」と阪急沿線

 いつか散策したいと思っている阪神間の作家の一人が、imamuraさんが「KOBECCO」の「触媒のうた」などで、その秘話を紹介されている久坂葉子さんです。
http://nishinomiya.areablog.jp/blog/1000061455/p10757538c.html
 散策に備えて彼女の著書を調べだしたのですが、須賀敦子さんのエッセイから見つけた「すみれノオト 松田 瓊子コレクション」の編集者早川茉莉さんが久坂葉子の著作集、「エッセンス・オブ・久坂葉子」を2008年に出版されているのがわかりました。


表紙の写真については
<昨日、『エッセンス・オブ 久坂葉子』の見本が届きました。表紙にはレースの手袋が使われています。このレースの手袋は、久坂葉子の作品の中にも登場します。>
と当時のブログで紹介されています。
http://sumire-gingetsu.petit.cc/0engine/tokyo_bbs.cgi?mode=show&now_log_num=235&call_dir=..%2Fbanana%2F&engine_dir=..%2F0en%2F

「エッセンス・オブ・久坂葉子」の最後に早川さんが書かれている解説「恋で死ぬのは映画の中だけよ」からです。
<ああ、それにしても。久坂葉子に出会って以来、私にとって阪急神戸線沿線とは久坂葉子を切なく思い出させる場所になってしまった。阪急・六甲駅も阪急・岡本駅も馴染みのある駅の名前だったから、余計にそう感じてしまうのかもしれない。
 阪急・六甲駅のホームで電車を待っていると、制服を着た女学生たちが未来への心配など何もないような明るい表情で階段を下りてくる。その姿を見ながら、久坂葉子にあのような呑気で無邪気な時間はあったのだろかと思う。阪急・岡本駅に向って坂道を歩く時、視線の先に小豆色の電車を見る時、久坂葉子もこの坂を歩いたのだろうかと思う。また、阪急、十三駅で乗り換えた京都線の電車がホームを離れる時、恋人を見送った久坂葉子の寂しさを思う。阪急沿線には、今も久坂葉子のかけらがあちこちに漂っているのである。>

阪急岡本駅は須賀敦子さんの親友しいべのお話で訪ねました。

阪急六甲駅も谷崎潤一郎の「猫と庄造とふたりのおんな」で訪ねた駅です。
今度は、この本を持って阪急沿線にまつわる久坂葉子さんのお話を訪ねる日が楽しみです。
早川茉莉さん、東京在住の方と思っていましたら、京都に住んでおられるらしく、「カフェと本なしでは一日もいられない。カフェ通いと読書に明け暮れる日々。」と題したブログでも久坂葉子の詩を紹介されていました。
http://blog.livedoor.jp/kyoto_cafe/archives/cat_50011683.html




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久坂葉子 | コメント( 1 ) | トラックバック( 0)

久坂葉子をバイキングに紹介したのが島尾敏雄で、島尾と宮崎翁のことを1月号に書く予定です。久坂はチラッとしか出て来ませんが、またお読みください。

[ akaru ] 2013/11/18 15:38:48 [ 削除 ] [ 通報 ]

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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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