阪急沿線文学散歩

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涼宮ハルヒの溜息Wで登場した西宮市高座町の新池

 BSプレミアムで再放送中の『涼宮ハルヒの憂鬱』第23話「涼宮ハルヒの溜息W」でSOS団が向かったロケ先は高座町の新池でした。

後ろに見えているのは甲山と市立西宮高校。

SOS団のロケシーンです。


 さて現地にはないシーンが登場します。
新池の周りを高いフェンスが囲っていて、立ち入り禁止となっているのです。

 新池には張り出しデッキがあるくらいですから、そこまでは自由に入れるのです。

 何故このようなシーンが入ったのか。原作を読むと明らかになります。
<三十分くらい徒歩で移動し、着いたところは池の畔だった。丘の中ほどにある、ほぼ住宅街の真ん中である。池と言ってもけっこう広い。冬になれば渡り鳥がやってくるほどのデカさであり、古泉が言うところによるとそろそろ鴨だか鴈だかがやってくる頃合いだそうだ。
 池の周囲には鉄製フェンスが施され、侵入禁止を明示している。>
このよう原作では鉄製フェンスが登場し、これを乗り越えようとしたハルヒに対し、長門が簡単にこじ開けてしまうという場面が描かれており、それに忠実にアニメを制作しているのです。

したがって、谷川流が原作を書いたきの池のイメージは新池ではなかったのでしょう。
フェンスがある夫婦池か五ケ池でしょうか?

原作でハルヒがディレクターズチェアを置いた場所も、


<ぬかるみ気味の地面にディレクターズチェアを置き、ハルヒはスケッチブックにセリフと思しき文章を書きなぐっていた。>とされており、アニメのシーンとは違っているのです。
新池は広田神社のすぐ近くにありますので、広田神社のロケハンの時に、あわせて近くの新池を採用したのではないでしょうか。

ところで新池は西宮市民にとってもあまり馴染みがない池です。

明治時代は岩ケ谷下池の井一部だったようです。岩ケ谷上池はかなり早い時期に埋め立てられ、無くなっています。
昭和45年には、新池(旧岩ケ谷下池)の北半分が埋め立てられ、市立西宮高校が移転してきます。
新池が改修、整備され現在の姿になったのは平成4年(1992年)のことだったようです。

宮っこ1992年11月号に「わがまち自慢 美しく変身『新池』」という記事が掲載されていました。




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谷川流 | コメント( 1 ) | トラックバック( 0)

よくわかりました〜ありがとうございました。
スッキリです。

[ ちゃめ ] 2017/09/12 21:30:48 [ 削除 ] [ 通報 ]

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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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