阪急沿線文学散歩

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日本最北端の旭山動物園へ

 今回は文学散歩ではありませんが、いつか行ってみたいと思っていた旭川市の旭山動物園を訪ねました。

 旭川市の人口はわずか36万人で、札幌からバスで2時間40分という距離ですから、不利な立地条件で、2004年7月と8月の入園者数が、東京の上野動物園を抜き、私が訪ねた現在も多くの入園者を集めており、驚くべき集客力です。
 一時は閉園の危機に陥った旭山動物園が日本一の動物園になった道筋は、TVでも紹介されましたし、旭山動物園園長小菅正夫著『旭山動物園革命 −夢を実現した復活プロジェクト』に詳しく述べられています。
<「人生で動物園に三回行く」一般的に、動物園に行く機会は、人生のうちで三回あると言われる。一回目は、自分が子供のとき親に連れられて、二回目は自分がおやになったとき子供を連れて。そして三回目は自分がおじいちゃん、おばあちゃんになったときに孫と一緒に。>
 しかし今回は孫を連れて行ったわけではありません。少子化の時代、大人も動物園に呼ぶ秘訣は?
<私たちは考えた。動物たちの素晴らしさがお客さんに伝わる動物園とは、どんな施設だろうか。何度も足を運びたくなる動物園にするにはどうしたらいいのか。子どもだけではなく、大人になっても行きたいと思うような動物園とはどんなところだろうか、と。>
 その答えは「見せ方の工夫」であり、決して曲芸をさせるわけでなく、動物にとってもっとも特徴的な能力を発揮できる環境を整えることである、としています。

 動物園は旭日山の斜面にあり、立地条件はいいものではありませんが、とにかく中に入ってみましょう。

<ペンギンはただ歩かせると人間より遅いし、ヨチヨチ歩きで、どことなく頼りない。しかしいざ水中に入ると、驚くほどのスピードで、まるで空を飛んでいるように泳ぐ。ペンギンは空を飛べない鳥の代表だが、水中トンネルではやはり鳥類なんだなと改めて納得する。>


頭の上を、空を飛ぶように泳いでいくペンギンの姿は壮観でした。

<アザラシは泳ぎが上手い。あざらし館の透明な円柱トンネル(マリンウェイ)では、その秘密がよくわかる仕組みになっている。これまでの動物園では、アザラシは水槽の上からしか見えることができなかったので、どのように泳いでいるのかがわかりにくかった。しかし円柱トンネルをつくることで、360度、あらゆる角度からアザラシが泳ぐ姿を観察できるようになったのである。>


これも説明通り、円柱トンネルを泳ぐアザラシを間近に見ることができました。

 もっと驚いたのはカバの生態です。カバは一日の多くの時間を水中で過ごしているそうで、泳ぐ姿と水中の機敏さは、まるでアザラシのようでした。


素早い動きで、うまく写真が撮れていませんが、足でガラスを蹴って向こうに泳いでいく後ろ姿です。

オランウータンの姿も楽しく見せていただきました。

<こうしたそれぞれの動物の持つもっとも特徴的な動きなどを見せる展示の仕方を、「行動展示」と名付けた。参考のために記すと、動物の姿形で分類して、おもに檻に入れて展示するという従来からある展示方法を「形態展示」、動物の生息環境を園内に最大限再現して展示する方法を「生態的展示」と呼ぶ。>
 この行動展示を行うことで、動物がイキイキするそうです。そして、イキイキする動物を見ることで、人間小の側も嬉しくなり、元気になることもわかったと述べられています。

 園内の景色も北海道らしく白樺が美しく、ナナカマドの樹も赤い美しい実をつけていました。

 今回は札幌起点ととし、朝9時に出かけ、戻ったのは6時ごろでしたが、イキイキした動物の姿を見せてもらって、元気になって帰ってきました。





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北海道 | コメント( 2 ) | トラックバック( 0)

確かにこの動物園は凄いです

 大学生の子供に動物園に久しぶりに行こうと誘ったのですが自分一人で行って来たらと言われました^^:

[ モンセ分店薬局 薬剤師徒然日記 ] 2017/10/09 15:20:52 [ 削除 ] [ 通報 ]

なかなか子どもの希望と親の希望は一致しませんが、見る値打ちはありますよ。

[ seitaro ] 2017/10/09 19:44:09 [ 削除 ] [ 通報 ]

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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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