阪急沿線文学散歩

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『平成細雪』で登場する美しい神戸の街

 今回は『平成細雪』で登場した神戸の観光スポットを紹介しましょう。
 谷崎潤一郎の原作『細雪』で雪子の最初の見合いの場所は、当時中央区京町にあったオリエンタルホテルでした。


<それも、井谷が双方をただ何となく招待すると云うかねての約束に従って、努めて見合いのような感じを起こさせないようにと云う条件付で、当日時間は午後六時、場所はオリエンタルホテル、出席者は、主人側は井谷と井谷の二番目の弟の、大阪の鉄屋国分商店に勤めている村上房次郎夫妻、此の房次郎が先方の瀬越なる人物の旧友であるところから今度の話が持ち上がった訳なので、これは是非共当夜の会合に欠けてはならない顔であった。>


この見合いの場面は1959年版映画『細雪』では六甲山ホテルが使われていました。

さて、『平成細雪』での瀬越との見合い場所は、ポートピアホテル最上階のフレンチレストラン トランテアンのようです。
その他にもいくつか神戸のシーンが登場します。

雪子と幸子と見合い相手の瀬越が食事をする場面は、神戸の街を見晴らせるビーナス・ブリッジを上がった諏訪山公園展望台にあるイタリアンレストラン「ジャンカルド」のようです。

神戸の絶景夜景も。

妙子と板倉がショーウインドウに置かれた二眼レフカメラを見る場面はハーバーランドのモザイクかと思ってしまいましたが、神戸北野町と紹介されていました。

四女妙子と奥畑啓三のスポーツカーでのデートスポットはライトアップされた神戸大橋下。

 ところで、1959年版の『細雪』で妙子と啓三がスポーツカーで走るのはは阪急甲陽線に沿った道路。後ろに禿げた甲山が映っています。

上は59年前の甲陽園道踏切。下は平成の甲陽園道踏切と阪急電車。

田圃は埋め立てられ、ここからは甲山も見えなくなりました。



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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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