阪急沿線文学散歩

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『わろてんか』洋食店マンマンにエスプレッソマシン「ラ・パボーニ」登場

 夙川にあった喫茶店「ルージュ・ラ・パボーニ」の名前は、イタリアのエスプレッソマシン「ラ・パボーニ」に由来するものです。

 
 喫茶店「ルージュ・ラ・パボーニ」の物語は昭和の初めの尼崎出身のバリトン歌手小森譲氏のミラノ留学から始まります。

彼は帰国後もミラノの街で使っているエスプレッソマシン「ラ・パボーニ」の魅力が忘れられず昭和2年にミラノの店に注文し、昭和3年1月31日に郵船の香取丸で神戸に荷揚げされます。

そのエスプレッソマシンは大阪堂島仲町にあった初代CASA LA PAVONI茶房に収まり、おいしいコーヒーを出したそうです。

昭和3年に日本に到着したエスプレッソマシーンは現在も堂島パボーニの地階階段の踊り場にひっそりと保管されています。

 ラ・パヴォーニ社はイタリア・ミラノにある最も歴史ある、由緒正しきエスプレッソツールの専門メーカー。1901年にルイジ・ベッツァラが現在の全てのエスプレッソマシンの原型となるコーヒーの急速抽出の技術を世界で初めて発明し、この発明の販売権を譲り受けたPavoniにより製品化され、1905年パボーニより世界初のエスプレッソマシンが発売されたのです。

昔の業務用エスプレッソマシンは大型で一度に数人分の抽出ができるようになっていましたが、現在の物はコンパクトになっています。

写真は発明者の名を冠したラ・パボーニ社の最新モデルLA GRANDE BELLEZZA

 ところで、驚いたことにラ・パボーニ社製の大型エスプレッソマシンが連続テレビ小説「わろてんか」に登場していたのです。

万丈目歌子が経営する洋食店「マンマン」

カウンターの奥にクロムメッキで光っているのがラ・パボーニ社製の大型エスプレッソマシンです。

こちらは現在の堂島の「カーサ・ラ・パボーニ」のカウンター。

手前が小型のエスプレッソマシン。そこに置かれている椅子も「マンマン」に置かれている椅子と同じに見えます。
NHKの舞台デザインの方は、パボーニのお店を参考にされたのでしょうか。そうだとすれば、すごい時代考証です。





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パボー二 | コメント( 2 ) | トラックバック( 0)

 そうだったんですね ☆彡

[ モンセ分店薬局 薬剤師徒然日記 ] 2018/03/03 17:50:46 [ 削除 ] [ 通報 ]

あの大型のエスプレッソマシンはどこで手に入れてきたのか不思議でなりません。日本にはほとんどないはずなのですが、パボーニの販売店が提供したのかもしれません。

[ seitaro ] 2018/03/03 21:43:47 [ 削除 ] [ 通報 ]

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阪急沿線の街にゆかりのある小説や随筆、アニメの舞台を訪ね、当時の景色や登場人物に思いを馳せるセンチメンタル散歩です。震災以降、街並みは大きく変わりましたが、歴史ある美しい景観を守る一助になればと思っています。

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