犬と歩く夙川

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佐賀の丸ぼうろと千鳥屋

昨日佐賀土産の丸ぼうろを一つ食べました。


増田の小城羊羹本家というところのもので、
いつも食べるものより甘く感じました。

丸ぼうろは南蛮菓子だそうで、
カヴァカ・フィーナ・デ・カルカスというポルトガル北部の菓子が日本に伝来したものといわれています。もともとの菓子はもう少し固かったようで、ひょっとしたらビスコッティみたいなものかもしれません。

佐賀市にある北島と鶴屋という店が日本の丸ぼうろのルーツといわれており、江戸時代には作られていたといわれています。

ところで、千鳥屋というお店が近畿各所にあります。不思議なことにこのお店は福岡や東京にも元々ルーツを同じくする店がチェーン展開しています。西宮にあるのは大阪から西宮にやってきた株式会社千鳥屋総本店で、東京の千鳥屋総本家株式会社、博多にある株式会社千鳥饅頭総本店とは今は組織が違うのですが、売られている饅頭は似たものもあり、ルーツは九州で佐賀にあった松月堂からわかれたものだったようです。

丸ぼうろは西宮では千鳥屋に売られています。千鳥屋は京都の鍵善さんの竹筒入りの水ようかんや、丸ぼうろなど各地の名産のコピー商品が手頃な値段で買えます。関西では殆ど売っていなかった醤油味の甘みの少ない御手洗団子が一時期あったのでびっくりしたこともあります。

で、丸ぼうろも単なるぱくりかと思っていたら、九州の千鳥屋の別れた先である佐賀の松月堂、ここでも丸ぼうろが売られていたとあるので、なるほど、と思いました。

※参考にしたのはウィキペディアです。





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餡入りのわらび餅

わらび餅は蕨粉とさとうと水をあわせて濾したものを、火にかけ、かたまりはじめたら弱火でひたすら練ります。練れば練るほど弾力がでます。

これにきなこをかけて、カットすると、わらび餅になります。

ところで、わらび餅にはもう一つのパターンがあります。
中に餡をいれて蕨の餅生地でくるんだものです。
わらび餅は本蕨粉を使ったものと、タピオカや葛粉をまぜたものがあります。
本蕨粉を使ったものが一番おいしいのですが、
餡をいれたものは、餡の甘さ加減で、味わいがかわります。

上品な餡というのでしょうか。いろいろ試しましたが、後口がすっきりした餡を提供してくださるお店はなかなかありません。

京都の和菓子、最近あまり食べる機会がありませんか、
以前は「末富」の蕨餅が好きでした。
これは大阪の高島屋でも買えます。




そして「芳光」。こちらは名古屋の徳川美術館に行けば必ず買って帰っておりましたが、芳光のもの。特に芳光を食べてしまうと、よその餡入り蕨餅が食べられなくなってしまいます。….た・べ・た・い




ちなみに本蕨粉は100g1500円前後します。

京都でとりよせたりすると、1kg単位となります。

和菓子を習っていたときは先生がまとめて買ってくださったりしましたが、

個人で、1kg買ってもどうしようもないですから。


富沢商店など、レシピつきキットで販売されているところもありますが、

やはり割高な感じがします。結局買った方が安い。

でも遠くに買いに行くのは遠い。いろいろ考えてしまいますね。



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いつもブログを見るのを楽しみにしています☆これからも楽しく読ませて頂きますね!

[ 新宿エリア 新宿東口の美容院サロンデータ・アクセス情報 ] 2017/06/02 22:36:59 [ 削除 ] [ 通報 ]

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玉天 補遺

この一月に法事のお土産にいただいて食べるまで全く知らなかった玉天。

食べてみると、きみごろもと似ているし、焼かずに乾燥させて固めれば月世界にもなります。


和菓子に卵を使うことはどのように伝播したのか気になるところですが、

和菓子の歴史の専門家ではないので、さっぱりわかりません。


和菓子は都と政治の中心であった場所で発達していったと思われます。

が、今となっては各地にいろいろあるのが、どういう関係でひろがったのか

よくわからないものもあります。


おわらの玉天の最初は創業江戸末期、富山市にある八百町の林盛堂本店と書いたものが多いです。私が食べたのは富山市八尾にあるおわら玉天本舗、別の玉天のお店のものと思われます。



そして富山市八尾町はおわら風の盆でも有名な町です。その八尾は高山本線の越中八尾駅にあります・


そして玉天は高山でも売られているといいます。高山林盛堂とその宮川朝市店です。こちらのお店は富山市八尾の林盛堂の暖簾分けか支店ではないでしょうか。八尾は高山本線で富山駅から三十分ほどいったところにあります。そして八尾から高山までは電車で約二時間です。


越中と飛騨、富山県と岐阜県にわかれますが、岐阜県高山市で玉天を売っているのも林盛堂ですが、これは八尾の元祖玉天の林盛堂の支店なのでしょうか。


こちらのブログが参考になりました。

和菓子魂!



このお菓子はかなり甘いです。不思議なことにものによっては私は甘くても大丈夫です。メレンゲや鶏卵素麺はなぜか大好きです。


行ったわけではありませんので、よくわからない話ですが、玉天について、とりあえずメモとしてかきとめます。




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メレンゲの和菓子 

昨日facebookをみていたら富山の和菓子、月世界の紹介があり、
食べたくなっていましたが、箱買いは危険なので諦めていました。
するとちゃめさんが書かれたので、
今まで食べた中で、記憶にのこる出色の卵の和菓子についていくつか美味しいものを紹介しようと思います。

月世界 月世界本舗(富山県)
きみごろも 松月堂 榛原(奈良県宇陀郡)
玉天 おわら玉天本舗(富山県)
清香殿 藤丸(福岡県太宰府市)

まずはべたなところで月世界。なぜべたかというと富山名物としてお土産によくいただいたからです。私は甘い餡の和菓子が苦手でしたが、同じ甘くてもこれは食べられました。大箱を一箱いただくとあっというまになくなりました。



次ぎにきみごろも、月世界は固いのですが、こちらはふわっと仕上げられていて、概観は卵の黄身です。奈良県の榛原というところまで買いにいかないといけないので、なかなか食べられませんでしたが、何度かいただき、数年前に榛原で仕事があった時に買いに行きその店のわびた風情にびっくりしました。近辺には似たような和菓子のお店がほかにもあるようです。



そして、きみごろもにそっくりなのですが、箱に八尾と書いてあり、
大阪の八尾にこんな和菓子あったかなと思ったところ、大阪ではなく越中おわらの玉天、富山県のものでした。これはきみごろもにそっくりです。





さらにもう一点は藤丸、固く仕上げられていて大徳寺納豆が入っている清香殿。
これは以前からぜひうかがいたいと思っていた太宰府の和菓子のお店でしたが、
たまたま友人が太宰府に転勤になったので、車で連れて行ってもらいました。上品なお茶菓子といった風情でした。



そして「淡雪羹」もいろいろなところで作られています。固いものは水をいれて砂糖を加えて煮詰めた寒天に、卵白を泡立てたものをあわせて固めています。

この卵白をあわだてたもの。洋菓子だとメレンゲ(デコレーション用と焼いたものの)、寒天ではなくゼラチンとあわせるとマシュマロになります。最近は日本でも絞り出して焼いた大きなメレンゲを売ってますが、学生時代には小さなものはありましたが、大きなものはなく、ヨーロッパにいったらあるのにと大変残念でした。今考えたら自分で作れましたが、ネットがない時代はとっつきにくかったと思います。

ちょっとコンセプトは違いますが、卵の和菓子は南蛮渡りといわれる鶏卵素麺があり、松屋利右衛門(博多)が有名です。関西では大阪の鶴屋八幡のも美味しいです。

和菓子も洋菓子もふだんはあまり食べませんが、卵を使ったお菓子は好きなので、たとえ遠くのものでも食べますが、近くにあっても気に入らなければ遠慮します。


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すごいすごい!読んでて楽しくなりました。
柔らかめの「きみごろも」見た目が厚揚げに見えてしまいます。
ふわっとした・・・?
食べてみなければわからないですね。
特定のところに行かねば買えないもの、余計にワクワクします。あかんあかん・・・

[ ちゃめ ] 2017/05/26 9:09:39 [ 削除 ] [ 通報 ]

ちゃめさん 榛原のあたりは、室生寺があったり、曽爾高原もあります。葛が名産でもあります。遊びにいって「きみごろも」をぜひ食べてみてくださいね。甘いもの。食べ過ぎてはいけないので、近所では滅多に買いません、ここを通る時はこれというぐらいにしてます。

[ ふく ] 2017/05/26 10:31:01 [ 削除 ] [ 通報 ]

写真とは別メーカーのの「おわら玉天」を食べたことを思い出し、ふくさんへの報告を兼ねて記事にしました。
お近くへお越しの際はお立ち寄りください(笑)。

[ 西野宮子 ] 2017/05/26 11:39:48 [ 削除 ] [ 通報 ]

ふくさん
近々行くかもしれません(笑)

[ ちゃめ ] 2017/05/26 11:50:49 [ 削除 ] [ 通報 ]

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吉野の若鮎

座っていれば全国の銘菓が届くという恵まれた環境にいましたので、
役得でいろいろなお菓子をいただきました。
いまの季節、最近ではいかりスーパーにもならぶ「若鮎」というお菓子があります。
カステラの様な生地の鮎の形に求肥が挟んであります。
以前和菓子を習っていたことがあるので、作ったこともありますが、
「あゆ」についての投稿を見て、そういえば奈良県、吉野にある鶴萬々堂のは小ぶりだけど、美味しかったなと思って以前の投稿を見てみました。

http://nishinomiya.areablog.jp/blog/1000061521/p11040697c.html


職場でコピー用紙にのせて写真を撮ったと思われますが、

何も書かずにただ、掲載しておりました。


若鮎焼きのレシピはいろいろなところにのっていますが、

キメの細かい生地で皮を作りそのなかに求肥が入っています。


このお菓子そんなに古くからあるものではないようで、

その出所は名古屋とも京都ともいわれています。

餡は関西では求肥で関東では求肥に小豆餡が加わることもあるとのことです。


同じく求肥を同じような生地で巻いたものに調布という和菓子があります。

こちらは岡山銘菓です。岡山には同じく求肥でできたきび団子があり、

それを生地でくるんだところから始まったのではないかといわれています。

調布といえば関東の地名ですが、なぜ岡山銘菓が調布なのか、

参勤交代で調布という地名を知ったので、

皮を古代の税としてさしだした租庸調の調、すなわち絹にみたてて、

調布としたと書いたものがありました。


その調布が鮎の形になったと書いているものもありますが、
さて、どこが発祥地なのかはわからないと書いたものが多いです。
食べやすいですし、作ってみるとそんなに大変ではないお菓子なので、
全国の和菓子屋さんがこの季節に作るようになったのかもしれません。

母は名古屋出身ですが、この鮎のお菓子が大好きです。
でも私の子どもの頃、夙川には洋菓子の店はありましたが、和菓子の店がなかったので、大阪の百貨店まで買いに行くか、どちらからか鮎のお菓子が到来するのを待っておりました。いただくとみんなでありがたくいただいたもので、それに比べると、昨今は贅沢をいわなければスーパーでも買えるようになるなど、
世の中がかわりました。


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どうしてふくさんは全国のお菓子が届く、という環境にいたのですか??

[ ぷりんまろ ] 2017/05/19 22:14:57 [ 削除 ] [ 通報 ]

ぷりんまろさん 昔は今より贈答の習慣がきっちりしており、美術館での展示の企画で作品拝借するお願いに来られたり、作品を拝借したりする時に、律儀に手土産を持っていきました。そんなこともあったので、春秋の展覧会シーズンになると、各地の銘菓を手土産にいただきました。もちろん私たちもお持ちしました。いろいろなお願いごとやお中元やお歳暮の贈答、親戚や知人が各地にいたりすると、みなさんいろいろお持ちくださいましたが、今は虚礼廃止ということで、なくなってきました。面倒で亡くてよい反面ちょっと寂しいかもしれません。

[ ふく ] 2017/05/20 9:06:36 [ 削除 ] [ 通報 ]

今日のおやつはこれにしました。
今日は朝から和菓子気分です(笑)

[ ちゃめ ] 2017/05/26 11:51:53 [ 削除 ] [ 通報 ]

ちゃめさん 鮎美味しいですね。これも小さいと一個ではおさまりません。和菓子も半端じゃない量のお砂糖入ってますから怖いです。

[ ふく ] 2017/05/27 7:32:59 [ 削除 ] [ 通報 ]

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蘆の粽@大阪

粽をgooglebook検索していて、思わぬところで、一本亭芙蓉花に出会いびっくりしました。

一本亭芙蓉花は江戸時代中期の大坂の狂歌師といわれています。江戸時代の大坂の文壇のことはあまりよく知りません。勝部如春齋の墓が、大坂天王寺の清水寺にあったのですが、現在は整地されて全くあとかたもなく墓石がなくなっていたのですが、ひょんなことから見つけたのは、その墓石が一本亭芙蓉花の墓石とともにあったことが、『大坂墓碑人物事典』にのっていたことを思い出したからです。清水寺にあった別の墓の名前を検索していて、その墓のありかを訪ねたところ、なんとそこに如春齋の墓も写されていました。兵庫県三田市にある大舟寺というところでした。実は一昨年訪ねて写真をとってきたのです。

その一本亭芙蓉花から蕪村がもらったちまきの歌が、有名なようです。著者木村架空という人がどういう人なのか商才はわかりませんが、蕪村の研究者のようです。

浪花の一本亭からの粽は、大阪だから蘆で巻かれていたようで、

「粽解いて蘆吹く風の音きかん」と蕪村は詠んでいます。

当時の京都の粽は蘆ではなかったということのようです。




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粽をGoogle bookで検索すると

いろいろでてきます。


@古今要覧 第一巻 神祇部 姓氏部 時令部 第五十六七 ちまき 八百六〜八三十頁

A鹿苑日録 文禄元年五月四日〜七日

B伊勢大神宮纂記 正続群書類従 第二巻

C飲食系図 本山荻舟

D蕪村夢物語 木村架空 

E年中行事御障子文注解 甲田利雄

F妙法院日次記 144巻 81頁


このうち面白そうな随筆が二つありました。本山荻秋の『飲食系図』と、木村架空の『蕪村夢物語』です。



本山荻舟(1881-1958)は岡山県倉敷市生まれで、山陽新報の記者になり、小説を書き『文庫』に寄稿。上京して二六新報、報知新聞、読売新聞などの記者を続け、雑誌「大衆文芸」の創刊に参加した。


 料理に造形が深く料理記事を担当したところから、料理に関する著作を遺しています。


『惣菜神髄 荻舟家庭料理百講』つたや 1929

『板前随筆』 岡倉書房 1935

『日本食養道』実業之日本社 1938

『飲食系図』関書房 1948

『舌の虫干し』朝日新聞社 1950

『荻舟食談』住吉書店 1953

『美味はわが家に 荻舟食談』住吉書店1953

『一刀流と二刀流』同光社 大衆小説名作選 1955

『近世剣客伝』鱒書房 歴史新書 1956

『随筆的飲食日本史』青蛙房 1956

『飲食事典』平凡社 1958。平凡社ライブラリーで復刊


『美味廻国』編 四条書房 1931

『美味の遍歴』寺下辰夫共著 鋼書房 1959



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端午の節句 柏餅

粽と柏餅の画像を探してみようと思います。
今日みつけたのは、
太田記念美術館の浮世絵。
鳥居清長『画本五葉松』から柏餅を作っている図です。


天明6年(1786)で、五節句を題材にした風 俗絵本の一頁です。

画像が粗いですが、もう少しよく見えるものを探したいと思います。

とりあえずメモまで。


もう一枚鳥居清長 五節句端午 大判錦絵

柏餅を作っています。 東博所蔵のようです。


 



柏餅
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面白いですね〜〜。
こういう資料を見るのは好きな方なので
楽しいです。また見せてください。

[ ちゃめ ] 2017/05/07 13:35:56 [ 削除 ] [ 通報 ]

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ちまき

昨日は端午の節句でした。

新暦と旧暦の差が微妙に風物に影響をしてはいますが、

とりあえず、粽と柏餅を食べる風習が伝えられています。


知らずに食べているのですが、この二つには別々の由来があります。

関西では宮廷文化の影響で、端午の節句には中国から伝えられた粽を食べていました。(屈原の故事が有名です)

そして武家者会の到来で、節句の風習が変わるとともに、関東で食べられていた柏餅が食べられるようになり全国に広がったそうです。


なぜ柏持ちは関東発なのかといいますと、柏の葉を使おうにも西日本にはなかったからだそうです。

柏のかわりに山帰来の葉を使っている場所が西日本にはあるそうです。

西宮は西日本だと思いますが、柏餅といえば柏の葉ということになっている地域だと思います。



一方粽ですが、京阪神の和菓子の店では笹の葉で葛をくるんだものが多く、これは京都の川端道喜の粽のスタイルが広がったものと思います。また祇園祭りでは食べられない厄除けの粽も配られます。そしてある時期以降、節句の粽だけではなく、餅米を包んだ三角形の台湾粽を関西でも食べるられるようにもなりました。(一時期いかりスーパーのものが流行ました)


さて、粽は『和名類聚』という平安時代、十世紀の前半に編纂された辞書によると、粽=知真木は餅米を植物の葉で包み、灰汁で煮たものでした。これが後にお菓子になっていったようです。


元禄年間に著された『本朝食鑑』にはいくつかの「粽」が紹介されていますが、そのうちの御所粽、内裏粽といわれるもの、この時点では葛ではなく、うるち米の団子を笹の葉で包んだものだったそうですが、これが現在の和菓子の粽の基になったのではないかと書かれています。


同じ元禄時代に著された絵入りで職業を解説した『人倫訓蒙図彙』六巻には「ちまき屋」の図が載せられています。




https://kotobank.jp/word/人倫訓蒙図彙-844556




ちまき
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幻の神戸名物 玉すだれ

「諸国名物菓子」という本を手に入れた話をずいぶん以前に書きました。昭和16年でに京都の河原書店から出版された本で、著者は鈴木宗康さんとなっています。裏千家の名誉師範だった方のようです。

神戸 瓦煎餅、 玉すだれ

尼崎 ランプ飴

姫路 玉椿 お菊皿煎餅

赤穂 塩味饅頭

須磨 青葉笛羊羹 若木桜餅

舞子 松露糖

明石 分大餅 丁稚羊羹 八房の梅

有馬 炭酸煎餅

城崎 湯の雫

宝塚 宝もなか

伊丹 稲ぴん

御影 丁稚羊羹


以上が掲載されていたのです。ゆっくり調べようと思ってそのままになっていたのですが、先日みにさんから

お母様が神戸の玉すだれというお菓子をたべられて、それが非常に美味しかったということ、このお菓子がいまもあるのかどうかということのお尋ねをいただきました。

もとより、和菓子の専門家ではありませんから、数日検索しておりました。すると「玉すだれ」で画像検索しますと、「玉すだれ」と称する和菓子は今でもあるようです。ただし、これがこの本に書かれた和菓子かどうか、そしてみにさんのお母様が召し上がったものかどうかわかりません。

本が書かれ、出版されたのは戦中戦後のことです。いったんは砂糖の入手が難しくなり、お菓子そのものが消えてしまったこともあるのかもしれませんが、上にあげたものを見ていただいてもわかるように、ピンク色に記しをつけたもの、つまり殆どは現在も残っています。

本に書いてある「玉すだれ」の項を書き出してみます。

神戸名物のこの菓子は割合に以前から出来て居る。減量は白雪糕(はくせつこう)に抹茶を混和したもので、宇治の喜撰糖を城東にした様なもの。長さ五寸、幅二十五分、高さ三分程ある。表部には菊水の模様が現してあり、上部一面に細い横線を着けたのが玉すだれの名の由来である。


この記述からすると、「玉すだれ」は白雪糕、はくせんこうという方が耳になじみます。蒸して感想させた米粉を使う落雁と異なり加熱していない白米の粉を使ったものということになります。抹茶が入っているとありますので、抹茶色かもしれません。宇治の「喜撰糖」に似ているとありますので、調べてみたのですが、この和菓子をつくっていた稲房安兼というお店はあるのですが、今は製造販売していないようです。

書かれていることをたよりに、作図してみました。結構いい加減ですが...大きめの落雁だったような気がします。


ところで、現在画像検索ででてくる玉すだれは全く違います。寒天を用いてかためた(錦玉といそうです)透明のすだれ状のもので餡玉などを巻いた夏のお菓子のようです。


いつ頃食べられたかによって、どちらの玉すだれかはわかりませんが、寒天を用いた玉すだれはそういえば、見たことがあります。
さて、神戸の名物玉すだれはいったいどんなものだったのでしょう。少し時間をかけて調べたいと思います。

そしてとうとうたどりつきました。
神戸銘菓  玉すだれで出て来ました。
さらに菅園という店とわかりましたので、検索したところ、
玉すだれのモノクロ画像!みつけた。

こうべっこの1981年9月号の広告です。


左に管園の広告があり、玉すだれ発見!!!


管園はひょっとすると大丸前にもあったかもしれません。






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西宮を中心に古書や古い新聞に書かれた記事をもとに阪神間の昔をたどったり、出典になった本や古書の紹介をしたり、備忘録的ではありますが、ぼちぼちと更新いたします。もちろん犬の話し、海外ミステリー、書画骨董、食べもの、ワインの話しなども、たまには織り交ぜて書きたいと思います。
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