犬と歩く夙川

サブURL(このURLからもアクセスできます):http://nishinomiya.areablog.jp/fukuchan

作られた神武天皇のイメージ

神武天皇の銅像は日本にいくつかあるようです。
追跡しておられるブログも有ります。
また東京芸術大学には美校時代に教鞭をとっていた竹内久一の彫った木像もあります。


全部ではありませんが、いずれも勇ましいイメージを現しています。


明治政府は神武天皇の政治にならおうとしたので、神武天皇の銅像を造ろうとしたのですが、あまりにも古い天皇ゆえに、そのイメージのモデルになるものがなく、明治天皇をモデルにしたものが多かったといわれています。


江戸期の神武天皇像から乖離し、明治の神武天皇造が突然凜々しくなったのはこうしたことが原因だと言われます。

二十年ほど前、明治期の美術工芸について調べていた時に、そんなことが書かれた論文を読んで、当然といえば当然のことですが、江戸期の神武天皇像を見て、ちょっとびっくりしたことを思い出しました。(この著者の同一テーマによる論文のpdfがネット上で読めます。京大の人文研の所長になっておられるようです)読み返すと橿原神宮が祀られた経緯なども書かれていました。江戸期までの雑雑とした神仏習合の神社空間とは異なる、神聖な雰囲気を醸し出す、神宮、伊勢神宮しかり、平安神宮しかり、神宮の整備はやはり明治以降整備され、その整備の集大成は紀元2600年だったことがうかがわれます。
時代によって、表現されるイメージはいろいろ変わります。またこんなことを書くことができるのは現代だからで、戦前ですと不敬罪で捕まるかもしれません。







goodポイント: 0ポイント

このポストをお気に入りに追加 0人がお気に入り登録中
このポストのURL http://nishinomiya.areablog.jp/blog/1000061521/p11709575c.html
西宮周辺の社寺と信仰 | コメント( 0 )
名前   削除用パス  
コメント
※入力可能文字数は1000文字です

■同じテーマの最新記事
建国記念日は神武天皇即位の日
本朝神社考にみられる寛永期の広田社
越木岩神社が大国主西神社
<<新しい記事へ     以前の記事へ>>
このブログトップページへ
ふくイメージ
西宮を中心に古書や古い新聞に書かれた記事をもとに阪神間の昔をたどったり、出典になった本や古書の紹介をしたり、備忘録的ではありますが、ぼちぼちと更新いたします。もちろん犬の話し、海外ミステリー、書画骨董、食べもの、ワインの話しなども、たまには織り交ぜて書きたいと思います。
前年  2018年 皆勤賞獲得月 翌年
前の年へ 2018年 次の年へ 前の月へ 5月 次の月へ
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリー一覧

QRコード [使い方]

このブログに携帯でアクセス!

>>URLをメールで送信<<

おすすめリンク