古本屋日記

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『遅れ時計の詩人』。

先日、編集工房ノアの社主涸沢純平さんの著書が届きました。

『遅れ時計の詩人』編集工房ノアです。


カバーは清水正一の詩『雪』より。


雪ガフッテイル






ソンナオトシテ降ッテイル


町ニデテ「心」トイウ本ヲカッタ


オオキナ白イフウトウニイレ


スミデ


八重子ドノ トカイタ


ポストニイレシナ チョット フッテミタ






ソンナ音ガシタ



清水正一は十三の公設市場で蒲鉾店を営んでいた。


涸沢さんが父のように思い、親しく出入りしていた清水家の掛け時計は、大幅に遅


ていて、三、四時間遅れていることもあった。


本文より


<少し遅れる時計を、なおすことなく夫婦は日々の遅れのままに時を読んで生活し


ているのである。どの程度の遅れで調整するのか、どこまで直さないままなのか


は、聞かなかった。 −略ー


この大幅遅れの時計が清水さんの詩であったのかも知れないと、今は思う。蒲鉾屋


の時間を、詩人の時間にする時計であったのかも知れない。>


<清水さんの通夜で、長男勇さんの挨拶が淡々として印象的であった。「清潔な一


生であったと思います。」と息子に言ってもらえる幸せがあるだろうか。誰もが知


る、つましい庶民の真面目な一生であった。>



清水正一以外に港野喜代子、黒瀬勝巳、天野忠、大野新、富士正晴、東秀三、中石


孝、足立巻一、庄野英二、杉山平一、桑島玄二、鶴見俊輔、塔和子。


大阪中津の小さな文芸専門出版社主の


<表現者たちとの熱い交わり模様、亡き文人たちを語る惜別のことば。奥さんと二


人の出版物語。(帯文)>






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いい本でしたねえ。一気に読んでしまいました。
書評をあるところに書こうと思っています。

[ akaru ] 2017/09/16 11:48:45 [ 削除 ] [ 通報 ]

私はまだ途中ですが、こんな素晴らしい人達を知る事ができる本を書いてくださった涸沢さんに感謝ですね。

[ みどり文庫 ] 2017/09/16 22:20:09 [ 削除 ] [ 通報 ]

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